Record Korea 2022年8月22日(月) 20時0分
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22日、韓国・東亜日報は「韓国の20~30代の多くが中国に否定的な認識を持っている」と伝えた。
2022年8月22日、韓国・東亜日報は「韓国の20~30代の多くが中国に否定的な認識を持っている」と伝えた。
記事によると、韓国の世論調査機関「リサーチアンドリサーチ」は11~14日に全国の20~39歳の成人男女420人を対象に調査を行った。その結果、中国に対する好感度は2.73点(10点満点、10点に近づくほど好感度が高い)にとどまり、米国(6.76点)だけでなく、日本(3.98点)や北朝鮮(2.89点)より低かった。中国に0~4点をつけた回答者は全体の78.8%に達したという。
中国に否定的な認識を持つ理由としては「キムチと韓服(韓国の伝統衣装)を中国起源と主張する(48.2%)」が最も多く挙げられた。2位以下には「香港民主化デモ鎮圧や新疆ウイグル自治区などの人権侵害問題(35%)」「先端技術・人材・情報の流出と知的財産権の侵害(29.3%)」「中国共産党の一党統治などの政治体制(26.4%)」「高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する経済報復(18.8%)」が続いた。
現在の中韓関係を「悪い」と評価した回答者は58.9%に達し、「良い(5.3%)」を大きく上回った。関係悪化の原因としては「韓国に対する中国政府の高圧的外交と態度(52.9%)」が最も多く挙げられた。
「中韓関係の改善が必要だ」と考える人は75.3%に達したが、改善のために最も必要なものとしては「中国が経済・安全保障分野で韓国への威圧的な態度を変えなければならない」との回答が60.2%で最も多かった。
一方、回答者の78.8%が「中国は経済の面で重要な存在であるため協力するべき」との考えを示した。経済協力の理由としては「人口が多く市場が巨大であるため(42.3%)」「韓国の経済・貿易の対中依存度が高いため(36.7%)」が主に挙げられた。
「安全保障の面で中国は協力対象か」との質問には「そう思わない(49.7%)」と「そう思う(48.7%)」が拮抗した。ただ、「非常にそう思う」と回答した割合が8.3%であったのに対し「全くそう思わない」は27.2%に達した。協力が必要な理由としては「北朝鮮の核問題解決のため(40.8%)」が最も多かった。
専門家は「若い世代は現実的な感覚を持っている」とし、「中国の形態が改善されれば中韓関係は改善の糸口を見つけられるだろう」と話したという。
これに韓国のネットユーザーからは「昔は日本のほうが嫌いだったけど、今は中国よりずっと好感が持てる」「経済が今より多少苦しくなったとしても、中国とは距離を置いた方がいい」「若い人だけではない。40代以上も同意見」「中国が韓国を助けてくれたことなんてある?」など、調査結果に納得の声が上がっている。
また「これもすべて文在寅(ムン・ジェイン)前政権のせい。中国に媚びへつらい過ぎた」「中国を国賓訪問した文前大統領は一人飯をさせられてもへらへら笑っていた。あの屈辱が今でも忘れられない」との意見も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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