<サッカー>主審に「体当たり」の選手、最低6カ月間の出場停止か=ネットでは擁護の声も―中国

Record China    2022年8月23日(火) 21時0分

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サッカーの中国スーパーリーグの試合で主審に背後から体当たりをした選手について、中国メディアの北京青年報は「少なくとも6カ月間出場停止の『重罰』が科されるだろう」と報じている。

サッカーの中国スーパーリーグの試合で主審に背後から体当たりをした選手について、中国メディアの北京青年報は「少なくとも6カ月間出場停止の『重罰』が科されるだろう」と報じている。

問題のプレーは21日に行われた第14節の武漢長江VS河南嵩山龍門の試合で起きた。開始早々に2点を失った河南のFWドゥラードが、15分に猛然と走り出し、馬寧(マー・ニン)主審に背後から体当たりした。一度はプレーが続行されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)から連絡を受けた馬主審がドゥラードにレッドカードを提示した。

北京青年報の23日付の記事は、「この事件は衝撃的であり、サッカー界に影響を及ぼしている。中国サッカー協会の規律委員会は近く公聴会を開く予定だ」とした上で、「中国サッカー協会規律準則の関連規定によると、暴力行為があった場合、少なくとも6カ月の出場停止と10万元(約200万円)の罰金が科されることになる」と伝えた。

また、所属する河南嵩山龍門もドゥラードに「厳しく対応する」と表明しており、契約解除も含む厳しい罰が検討されることになるとした。記事は、ブラジル人のドゥラードについて「能力に優れ、勇猛果敢なプレーで多くのファンに愛された実力派のアタッカーだ。重罰が科されれば彼本人とクラブだけでなく、ファンの感情も傷つくことになる。この衝突は本当に無意味なものだった」と断じた。

一方で、中国のネットユーザーからはドゥラードを擁護したり、馬主審やサッカー協会を批判したりする声も上がっている。コメント欄には「馬寧なら、なんか分かる気がする」「なぜ馬寧にはこの手の『ニュース』が多いんだ?彼(ドゥラード)は多くの人がやりたくてもできないことをやってくれた」「また馬寧か。彼が選手を故意に怒らせたのかどうかも調べるべきだ」「サッカー協会は外国人には厳しい罰を与えるが、身内には別基準で対応するのな」「この選手が罰せられるのは問題ない。ただ、その原因は調べないのか?サッカー協会は八百長撲滅を掲げているのだから、なぜ審判の判定が偏っているのかも調べるべきだ」などの声が並び、共感を集めている。(翻訳・編集/北田




※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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