中国四川省成都市の火鍋店で18日、従業員が片付けのため運んでいた鍋が突然爆発した。原因は、客が誤って茶碗の中に落としたライターだった。中国メディアの「西部決策」が20日付で伝えた。

現場の様子が映った動画によると、客がたばこに火をつけようとして火鍋の取り皿にライターを落とした。その後、従業員の女性が片付ける際に気付かずに取り皿の中身を鍋に入れ、運んでいる途中に鍋が爆発、スープが従業員の顔や目にかかった。

店主の曾さんによると、同店で提供しているのは冷たい鍋で、熱くはなかった。曾さんは、「従業員を洗面所に連れて行って目を洗ったところ、約20分で目が徐々に開くようになった。帰ってから目薬で洗い、温めたところ、翌日にはかなり良くなった」と話した。　

中国のネットユーザーからは、「危なすぎる」「心が痛む（事件だ）」という声や、「（ライターを）落としたら拾うべきだと思う」「この客はライターが（皿の中に）落ちたのをしっかり見たのに、拾いもせず、従業員に伝えもしなかったのか」「これがもし大事になっていたら、客の責任だよ」と客を責める声、「客は賠償すべきだ」と従業員の女性に対し賠償を求める声が上がった。（翻訳・編集/刀禰）