日本のネット民のツイートに、中国メディア「誤った歴史認識に衝撃!」

Record China    2022年8月26日(金) 14時0分

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26日、環球時報は、日本のネット上で第2次世界大戦期の日本による強制連行を否定する書き込みが行われ、多くの日本人ネットユーザーが賛同したことを「衝撃的な歴史に対する誤識」と報じた。写真は軍艦島。

2022年8月26日、中国メディアの環球時報は、日本のネット上で第2次世界大戦期の日本による強制連行を否定する書き込みが行われ、多くの日本人ネットユーザーが賛同したことを「衝撃的な歴史に対する誤識」と報じた。

記事は、ある日本のネットユーザーが先日SNS上に中学校の歴史教科書の一部を掲載した上で、「今の中学校の歴史教科書は総じてひどい。娘に捏造(ねつぞう)部分を教えてほしいと言われたので、教えた」と書き込んだことを紹介。掲載した教科書の画像には朝鮮人強制連行について「多くの朝鮮人と中国人が、意思に反して日本に連れて行かれ、鉱山、工場など劣悪な条件の下で強制労働させられた」と記述されており、この記述に対してユーザーが「正しくは仕事であり、なおかつ志願者だった」と主張したことを伝えた。

記事は「史実に対する誤った『指摘』がなんと大量の日本のネットユーザーによる『共鳴』を呼び、教科書に対して歴史の捏造だと罵った。そして、このユーザーに対し歴史の認識が誤っていると指摘する者はいなかった」とした。

その上で、北京大学歴史学部の王新生(ワン・シンション)教授が「日本が犯した強制連行の罪に疑問の余地はない。日本による侵略の苦しみを受けた隣国は、日本の誤った認識に対して批判を行うべきだ」と述べ、同大学中国語学部の張頤武(ジャン・イーウー)教授も「強制連行は日本の軍国主義が対外侵略拡大期間に犯した非人道的で重大な罪であることは、世界が公認する歴史的事実だ。われわれは日本政府や日本社会に対し、侵略の歴史を正視して反省するよう督促せねばならない。歴史の隠蔽(いんぺい)や改ざんは日本社会を一層歪ませ、アジアの隣国や国際社会からの信用を失わせることになる」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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