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中国のブドウの品種が徐々に“日本化”している―中国メディア

Record China    2022年8月30日(火) 8時0分

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中国メディアの騰訊新聞は27日、「わが国のブドウの品種が徐々に“日本化”している、なぜ中国の品種はこんなにも冷遇されているのか」と題する記事を掲載した。

中国メディアの騰訊新聞は27日、「わが国のブドウの品種が徐々に“日本化”している、なぜ中国の品種はこんなにも冷遇されているのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、「わが国ではブドウの品種が非常に多く、巨峰、シャインマスカット、スイートサファイア、サマーブラックなどがある。しかし、ご存じだろうか?実はその大部分はわが国が原産ではなく、隣の国・日本のものだ」とした。

そして、「巨峰は古くから流行している品種で日本で生み出された。また、シャインマスカットは日本で栽培されていたものの特許が登録されていなかったため中国に伝わり、わずか数年で(値崩れして)『破格の果物』から『大衆的な果物』へと変身した。サマーブラックも山梨県で開発された」と説明した。

その上で、「漢の時代にはブドウの種が西側から中国に入ってきたのに、なぜ中国には独自の、特色のあるブドウの品種が生まれなかったのか。実はないわけではないのだ」として、2種のブドウを紹介した。

一つは「竜眼」で1000年以上の栽培の歴史があるという品種。記事は「唐の時代に李世民(2代皇帝)が気に入ったものの『竜眼』の名が忌み嫌われたため『獅子眼』に改名された。しかし、人々の間では『竜眼』と呼ばれ続けた。生産量が少なく、甘さもそれほどないことから、甘い品種を食べ慣れた若者らには好かれなくなった」とした。

もう一つは「澤山1号」だとし、こちらについては「味も甘く、シャインマスカットに匹敵するほど」としながらも、一般にはあまり知られていないと説明。「市場に出回っても人々は日本の品種を選び、無名の澤山1号を選ぶことはない。その利益は、すでに市場で名の売れた日本の品種にはるかに及ばない。多くの農家は当然、売れる日本の品種を作りたがる」とした。

記事は、「日本のブドウはなぜ人気があるのか」とし、その理由に「見た目」と「日持ち」の2点を挙げた。「日本人は味や食感だけでなく見た目も考慮して育てる。日本のブドウは基本的に大きい、丸い、(色が)明るいという3つの特徴があり、そのたわわな姿は人々を引き付ける」としたほか、「日本では果物は高級な贈答品でもあり、保存期間や輸送方法も考慮される。出荷できる期間が長ければより多くの利益を得ることができ、農家の利益にもつながるのである」と説明した。(翻訳・編集/北田


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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