中国四川省広安市岳池県で29日午前、一家3人が歩道を歩いていたところ、上空から落下してきた人工降雨砲弾の薬きょうとみられる物体の直撃を受けそうになる出来事があった。

中国テック系メディアの快科技が同日付で伝えたところによると、落下してきたのは、長さ約1メートルの緑色をした柱状の物体。「無毒・無害、パニックにならないで」「降雨防雹ミサイル」などの文字や会社名が記されていたという。

地元派出所の関係者は、「落下してきた物体は人工降雨砲弾に間違いないが、具体的にどの日に使用されたものかは証明できない。気象局の確認と引き取りもまだだ」と話しているという。

中国では今夏、中部や南部、西部の多くの地域で40度を超える記録的な猛暑と日照りが続き、各地で人工的に雨を降らせる取り組みが行われている。（翻訳・編集/柳川）