中国の元水泳選手、ホテルスタッフから「脚を折ってやる」と脅迫受ける=ネットは賛否

Record China    2022年9月5日(月) 22時0分

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中国の元水泳選手がホテルのスタッフに乱暴な対応を受けた問題が物議を醸している。

中国の元水泳選手がホテルのスタッフに乱暴な対応を受けた問題が物議を醸している。

中国メディアの頭条新聞によると、2008年の北京五輪などに出場した中国の元水泳選手・徐田龍子(シュー・ティエンロンズ)さん(31)が今月3日、安徽省蕪湖市の五つ星ホテルのプールを利用していたところ、撮影をめぐってプール内の監視スタッフと言い争いになった。

徐さんの夫が現場で撮影した動画には、徐さんとスタッフの男性が激しく言い争う様子が映っている。男性スタッフは「手を出すぞ」「脚を折ってやる」「操○○(英語の“F○○○”に該当)」などと暴言を吐いており、徐さんの夫のスマートフォンを手で荒っぽく遮る様子も確認できる。

男性スタッフは「彼ら(徐さんら)は前回プールを利用した時にライブ配信をした。私たちのホテルのプールは会員が多い。フロントスタッフに『ここでは撮影してはいけないって彼らに声をかけてくれよ』と伝えた。すると、それを聞いたこの女性(徐さん)が私たちのところに文句を言いに来た。私はフロントスタッフに言ったのであって、彼女に言ってない」と主張した。

一方、徐さんは「私たちはホテルに3泊して、1日目にプールを利用した時に撮影した。その時にホテル側から撮影してはいけないと言われて、私たちはそれ以上撮影しなかった。私は妊娠4カ月でプールで毎日運動していた。そして3回目に利用した時、普通に更衣室からプールに入っただけで彼(男性スタッフ)が別のスタッフにとても失礼な言い方で『あいつらにここは撮影禁止だと伝えてくれよ』と言った。それを聞いて私はとても不快になった。(その時は)何もしていなかったのだから」と語った。

また、「スタッフの態度が悪かったので証拠を残そうと夫がスマートフォンを取り出して現場を撮影した。そうしたら彼(男性スタッフ)がスマートフォンを奪い取って、20分以上も返さなかった上に、何度も夫を突き飛ばした。夫は終始、手は出さなかった。彼(男性スタッフ)は『ホテルをチェックアウトしたら脚を折ってやる』と脅迫してきた」と説明した。

警察の仲裁の結果、ホテルの客室マネージャーが男性スタッフの代わりに徐さんに謝罪したというが、徐さんは本人の謝罪を求めている。

騒動について、中国のネットユーザーからは「これはホテルなのか、それとも反社なのか」「このホテル、ヤバいでしょ」「代わりに謝罪ってなんだよ」「どんな理由があろうとも(男性スタッフは)やりすぎ。『脚を折ってやる』なんて言うホテルに誰が泊まりたいと思う?」「双方が言っている経緯はおおむね一致している。直接自分に対して言ったのではなくても腹が立つのは分かる」といった声が上がった。

一方で、「ホテルのスタッフがここまで激高することはそんなにないと思う」「プールはプライベートな場所だし、勝手に撮影するのは良くない。ホテルのスタッフ側の言い分ももう少し詳しく聞きたい」「プールでライブ配信とかあり得ない。怒った相手を撮影して自分を被害者に仕立て上げるのもムカつく」「警察がなぜ『代わりの謝罪』で良しとしたのか考えてみればいい」など、徐さんらに非があるとの声も多く、賛否が割れている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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