Record Korea 2022年9月6日(火) 21時0分
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5日、韓国・東亜日報によると、国家報勲処の朴敏植処長が同日、ベトナム戦争での韓国軍の民間人虐殺疑惑を提起したKBSのドキュメンタリー番組を批判した。写真はベトナム・ホーチミン市にある戦争証跡博物館。
2022年9月5日、韓国・東亜日報によると、韓国・国家報勲処の朴敏植(パク・ミンシク)処長が同日、ベトナム戦争での韓国軍の民間人虐殺疑惑を提起したKBSのドキュメンタリー番組について「参戦有功者とその家族を侮辱した」と指摘し、謝罪を求めた。
記事によると、朴処長の父親はベトナム戦争に参戦し、戦士した国家有功者。朴処長は同日、SNSで「KBSがある時事プログラムで、ベトナム戦争参戦勇士全員が虐殺者であるかのようにののしる偏った番組を放送した」と批判した。
また「受信料をとり運営されている韓国を代表する国営放送なら、戦争の悲劇を二分法的に裁断し、戦争の一断面のみを針小棒大に報じる愚を犯してはならない」とし、「参戦勇士らも戦争被害者であり、国の呼び掛けに若さと人生を捧げ、祖国発展の土台となった犠牲者だ」と強調。同番組が「32万5000人のベトナム戦争参戦有功者とその家族を辱めた」として謝罪を求めた。
これに対しKBS側は「ベトナム民間人虐殺疑惑は韓国現代史のかねてからの課題であり、KBSだけでなく他のメディアでも報道されてきた」とし、「ベトナムの住民らが韓国政府を相手取り起こした民事訴訟で主張し続けてきた内容を扱った。ベトナム戦争参戦者会にも企画の意図などを事前に説明してインタビューを行い、反映させた」と説明したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国営放送としての資格がない」「国営放送が自国の軍人を虐殺者扱いする国なんてない。本当にあきれた国だ」「ベトナムの番組かと思った。国営放送なら、韓国軍の被害について取材し放送するべき」「どれだけたくさんの韓国軍が民間人を装ったベトナム兵に殺されたか知らないの?」「ベトナム戦争参戦勇士らは強く抗議するべきだ」など、KBSへの批判的な声が多数寄せられている。
一方で「民間人虐殺がなかったのならKBSが謝罪するべき。でもあったなら国が謝罪するべきだ。歴史的事実を隠し、日本のように生きるのはやめよう」「虐殺の事実を隠すのは国益にならない。ドイツのように認めて謝罪したほうがいい」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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