中国の四つ足ロボットは「ダメ犬」?―中国メディア

人民網日本語版    2022年9月6日(火) 20時30分

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今年の世界人工知能大会で、杭州雲深処科技が人工知能消防救助ロボット犬を出展した。

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今年の世界人工知能大会で、杭州雲深処科技(DEEP Robotics)が人工知能(AI)消防救助ロボット犬を出展した。

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このロボット犬は同社の「絶影X20四つ足ロボット」で、非常にスペックが高い。85キログラムの荷物を載せて、あらゆる地形で24時間作業できるだけでなく、障害物を動的に回避し、遠距離の測位センサーを搭載し、360度のバーチャル地図を作成することもできる。

同社営業販売部の周俊甫マネージャーは、「このロボットは救援物資を背負い、速やかにスピーディーに困っている人の側に駆けつけ、集音装置を通じて現場の音を採集し、被災した人の状況を把握し、360度の画像を送り返し、気体センサーによって現場の有毒・有害なガスの情報を収集し、現場にいる人が安全に撤退できるように助けることができる」と説明した。

21年3月、騰訊(テンセント)の馬化騰最高経営責任者(CEO)は犬型ロボットMAXを発表した。8月には小米の雷軍会長が四つ足歩行ロボットの鉄蛋を打ち出し、相次いで検索トレンド入りした。

ロボット犬でもロボットの牛や馬でも、学術的には「バイオミメティクス(生物模倣)四つ足歩行ロボット」に分類される。

海外では四つ足ロボットのスタートが早く、数多くの素晴らしい製品が登場してきたが、中国の関連分野の産業関係者から見ると、中国の四つ足ロボットも独自の優位性を備えているという。

同社の営業マネージャーの繆心棟さんの説明によると、第一に、海外の機関に比べて、中国は国からの投資と人材がより多く、さらに海外の研究開発が科学研究に傾斜し、中国は応用に傾斜することを考えると、中国のロボット業界は今後さらに力強く発展するだろうという。

繆さんは、「第二に、中国は応用シーンが非常に多い。当社が人工知能大会で出展した消防救助ロボット犬の場合、現在は北京市、広東省、浙江省、雲南省など複数地域の複数業界・複数シーンで稼働し応用されている」と続けた。

同社の市場マネージャーの銭暁宇さんは、「世界に目を向けると、米ボストン・ダイナミクス社の技術が最も進んでいる。このほか(エニーボティクス社の)エニーマルはセンセー能力分野で中国より優れている。その次は中国だ。フランス、イタリア、英国などでも中国のロボット犬を購入して研究する必要がある。この会場で目にすることのできるロボット犬は階段を上り下りし、自動的に充電し、1秒当たり5メートルのスピードで走る。アジア全体を見渡してもこんなことができるのはこのロボット犬だけで、日本にも韓国にも作ることはできない」と話した。

もちろん、現在のロボット犬は全ての動きは入念なプログラム設計の結果だ。今後、より「賢い犬」にしたいなら、AI技術によるサポートが欠かせない。その点で、中国はすでに世界の先頭集団に入っている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)



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