2022年9月8日、韓国メディア・韓国経済は「韓国の電気自動車（EV）輸出が日本などの主要国を抑えて世界4位となった」と伝えた。

韓国貿易協会の国際貿易通商研究院が発表した報告書によると、昨年の韓国のEV輸出額は70億ドル（約1兆円）で、ドイツ（288億ドル）、米国（101億ドル）、中国（100億ドル）に続いて世界4位だった。5位以下にはスペイン、ベルギー、スロバキア、日本、チェコ、スウェーデンが入った。

韓国のEV輸出額はコロナ禍前の19年と比べ112．2％増加した。自動車輸出全体に占めるEVの割合も昨年は15．8％で19年（8．1％）の約2倍に増えた。

韓国のEVの主な輸出先は米国と欧州で、米国では今年上半期のシェアが初の2位を記録した。現代自動車の市場シェアは9％、1位のテスラは75％だったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「素晴らしい」「現代自動車とサムスンが、世界にない技術で人類の生活の質を高める世界一のグローバル企業に成長することを願っている」など喜びの声が上がっている。

一方で「米国のインフレ抑制法（韓国製EVを米国の補助金対象から除外）のせいで来年は10位にも入れないだろう」「尹政権に対策はあるのか？すぐに米国輸出ができなくなるのに」「アマチュア外交をする尹大統領のせいでEV市場はお先真っ暗だ」など今後に懸念を示す声も多い。

その他「日本はEV市場で全く力を発揮できていない」「日本はついに自動車市場でも韓国に後れを取るのか」「日本はいつも転換期への対応が遅れる。半導体も車も」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）