Record Korea 2022年9月11日(日) 19時20分
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8日、韓国・アイニュース24は「アップルがiPhoneシリーズの新製品『iPhone14』を発表したことで、またも『韓国市場冷遇説』が持ち上がっている」と伝えた。写真はiPhone 14 Pro。
2022年9月8日、韓国・アイニュース24は「アップルがiPhoneシリーズの新製品『iPhone14』を発表したことで、またも『韓国市場冷遇説』が持ち上がっている」と伝えた。ドル建て価格は据え置きながら、韓国内の消費者価格が大幅に上がったためだという。
「iPhone14」シリーズの米ドル基準価格は、基本モデルが799ドル(約110万3419ウォン=約11万3861円)ドル、「iPhone14 Plus」が899ドル、「iPhone14 Pro」が999ドル、「iPhone14 Pro Max」が1099ドルで、全て前作「iPhone13」の価格と同一となっている。しかし、同日に公開された韓国内での価格は「とんでもなく高く設定されいる」と記事は指摘している。アップル側はドル高の影響で韓国など北米以外の地域では価格が事実上、昨年比20%上昇するとの見方を示していたが、実際の韓国内販売価格は基本モデルが125万ウォン(約13万円)、「Plus」が135万ウォン、「Pro」が155万ウォン、「Pro Max」が174万ウォンからとなっている。この日のレートで計算するといずれのモデルもドル建て価格より12~17%高いという。特に「Pro Max」1TBモデルは250万ウォンで、前作に比べ33万ウォン(17.4%)もの値上がりになる。
また記事は「日本と比べても韓国の価格は高い」とも指摘している。日本での「Pro」の販売価格は税込み14万9800円で、最近のレートで計算すると約143万7000ウォンとなる。韓国の値段(155万ウォン)のほうが10万ウォン以上高い。アップル側は北米以外の地域での価格について、為替レートの他にも事業的要素が反映されたものだと説明する雰囲気だというが、「アップルの韓国冷遇は今回が初めてではないことがより大きな問題だ」としている。
前作「iPhone13」シリーズの「13 Pro Max」は国内価格が214万5000ウォン、米国内価格は1599ドルだった。当時のレートで計算すると、韓国の値段が20万ウォン以上高かったことが分かる。19年に発売になった「iPhone11」も、米国、日本、中国などほとんどの地域で価格が引き下げられたが、韓国価格は据え置きとされていた。
更に、韓国はアップルの1次発売国に入ったこともないという。2次、3次に入ることがほとんどで、韓国のユーザーは米国や日本などの1次発売国に比べ1カ月ほど後れて新製品を入手していた。20年からは少し早まり、今は「1.5次」発売国に分類されているという。
昨年アップルが韓国に納めた法人税は売り上げ比0.9%に過ぎず、世界平均(4%)に比べかなり少ない。韓国では原価を高く設定し営業利益を抑えることで法人税を抑えようとしたのではないかとの疑惑も浮上しているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「現代・起亜自動車だって自国民を軽んじてアップルと同じことをしてるじゃないか(笑)」「現代・起亜自は米国より遙かに高い値段で車を売ってるけど、それについてはどう説明する?」「サムスン製品だって、米国より韓国のほうが値段が高いけど?(笑)」「アップルは韓国国民をカモにしている。サムスンは韓国国民に詐欺を働き、一言の謝罪もない」「米国はノータックス価格、韓国は付加税10%込み価格。これで比較になるか?」「米国価格には税金が含まれていない。それを隠してこんな歪曲(わいきょく)記事を書くな」など、記事の内容に対する批判のコメントが多く寄せられている。
その他、「高く売っても買う、いいカモがいるからな」「なぜ韓国ではこんなボッタクリ価格になるのか。国民が真剣に考えるべき問題だ」などの声が見られた。(翻訳・編集/麻江)
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