シャインマスカットの中国流出、「また盗んだ!」と台湾メディア

Record China    2022年9月14日(水) 8時0分

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日本で開発されたブドウの品種シャインマスカットが中国に流出したことに台湾メディアも関心を寄せている。

日本で開発されたブドウの品種シャインマスカットが中国に流出したことに台湾メディアも関心を寄せている。

台湾のテレビ局・TVBSは今月7日付の記事で「ブドウ界のエルメスと呼ばれる日本のマスカットは、2016年ごろに何者かによって無断で中国本土に持ち込まれ、今や中国本土で日本の30倍もの面積で栽培されている」と説明。「日本政府は年間の損失を100億円とみており、新品種の海外流出を防止する新たな政策を進めている」と伝えた。

その上で、「シャインマスカットは以前、中国本土で400元(約8000円)で販売されていたが、今年は50元(約1000円)でお釣りがくるほどまで値下がりした」とし、中国本土の青果店経営者が「今は500グラム当たり9.8元(約196円)だ。一番高い時は100元(約2000円)以上で売れた」と話し、別の青果店経営者も「うちは500グラム当たり5~14元。以前よりずっと安くなった」と語ったことを紹介した。

記事は「価格が下がっているのは作付面積が増えたことで供給が増しているため」とし、シャインマスカットの作付面積の増加率がここ5年は200%を超え、雲南省、四川省、広東省、遼寧省、広西チワン族自治区などで広く栽培されていると説明。味にもばらつきがあるが、それは一部の農家がもうけのためにまだ完熟せず酸味が抜けきらないままのブドウを出荷しているからだと伝えた。

また、台湾のテレビ局・壹電視(NEXT TV)は12日、「また盗んだ!」と題し、「日本のマスカットは安くはないがメロンよりも甘く、台湾の多くの消費者に支持されている。中国にシャインマスカットという品種があるが、実はこれは中国に勝手に持ち込まれたもの。日本はこれにより毎年約21億台湾ドル(約100億円)の損失を出している」などと伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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