「動態ゼロコロナ」は中国の国策じゃない!? ネット民反発「誰が信じる」「じゃあいつまで?」

Record China    2022年9月16日(金) 17時0分

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中国メディアが15日に、中国が推し進める新型コロナウイルス対策「動態(ダイナミック)ゼロコロナ」について「中国の基本的な国策ではない」と報じ、ネット民が反発している。写真はPCR検査。

中国メディアが15日に、中国が推し進める新型コロナウイルス対策「動態(ダイナミック)ゼロコロナ」について「中国の基本的な国策ではない」と報じ、ネット民が反発している。

中国メディアの新京報は同日、「ダイナミックゼロコロナは(中国の)基本的な国策になった?このようなデマは悪質だ」との記事を掲載。「このほど、一部の地方メディアや医療系のセルフメディア、地方の衛生部門が管理するニューメディアアカウントが、『ダイナミックゼロコロナは基本的な国策として長期に続いていく』と報じたが、確認したところ著しく事実と異なることが分かった」とした。

その上で、問題の情報の出所が、国家疾病予防管理局の常継楽(チャン・ジーラー)副局長の9月7日の国務院記者会見での発言とされていることについて、「この会見は国務院が開いたものではない」と説明したほか、「会見で常副局長は2つの質問に答えたが、ダイナミックゼロコロナが基本的な国策になるといった発言や、そう受け取れるような発言はなかった」と強調した。

そして、「上述の(ダイナミックゼロコロナが国策という)主張はすでに一定の範囲に広まり、一部ネットユーザーが恣意的に非難してダイナミックゼロコロナ政策に泥を塗っているため、ここにデマを否定する」と述べている。

なお、ダイナミックゼロコロナとは感染者を出さないことではなく、迅速な対応によって短期間で抑え込み「ゼロ」にすることだとされる。

新京報の報道に中国のネットユーザーからは反発の声が上がっており、「基本的な国策でないのなら、いつまで続けるつもりなのか」「2年で終わるかもしれないし、10年かもしれないし、一生続くかもしれない」「誰が信じるのか。ウイルスだけじゃなく庶民の物はすべて“ダイナミックゼロ(短期間にゼロにされる)”だ」「ダイナミックゼロコロナが基本的な国策だと言うことが、なぜ泥を塗ることになるのか」「毎日あれもデマこれもデマ。そんなに多くのデマが流れるものかね?」といったコメントが並んだ。

また、「口では違うと言いながら、行動に一切の迷いなし」「そもそも誰の名義でデマだと否定してるの?」「“国策”ではなく“常態化”ならデマになりませんか?」との声や、「正直言って、これ以上続けられたら生きていけない」「庶民は大変なんだ!企業はバタバタ倒産して、失業者はあふれてる。データを見よ」との声も上がっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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