anomado 2022年9月30日(金) 10時0分
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動画配信サービス大手・愛奇芸で27日に始まったドラマ「唐朝詭事録」が、ひそかにブームになっている。
中国でブームを巻き起こす時代劇と言えば、架空の世界が舞台となるファンタジー物が主流で、唐王朝を背景にするサスペンス物語も一翼を担っている。当時「万邦来朝」と言われるほど大繫栄した唐王朝は、周辺国のみならず西域を通して中東との交流も盛んに行っていたが、その一方で都の長安には不可解な怪奇事件も立て続けに発生したようで、これが今のサスペンス時代劇の好材料になっている。
2004年に始まった「神探狄仁傑」シリーズから、2021年の「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~(原題:御賜小仵作)」、「風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~(原題:風起洛陽)」などの実写化ドラマのほか、「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎(原題:妖猫伝)」、「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件(原題:通天神探狄仁傑)」などの映画まで制作され、「唐王朝・サスペンス・ミステリー」のテーマは根強い人気を誇っている。
こうした中、今ひそかにブームになっているドラマが、動画配信サービス大手・愛奇芸(アイチーイー/ iQiyi)で27日に始まった「唐朝詭事録」。魏風華の同名小説を実写化したもので、名高い狄仁傑の弟子・蘇無名(ヤン・チーカン/楊志剛)と、宮殿や皇帝の身辺を守る中郎将・盧凌風(ヤン・シューウェン/楊旭文)が、繁栄の陰に潜む猟奇事件に挑む姿を描いている。
ドラマはあえてトラフィック効果の高い「流量明星」を起用せず、演技派俳優のみを抜てきしたにもかかわらず、愛奇芸の注目度ランキングで早速1位に輝くという好スタートを切っている。特に主人公として登場する表立たないが機知に富む蘇無名とクールで手堅い盧凌風の2人が見せる抜群な演技と相乗効果、華美な舞台セット、衣装道具などが見どころとなり、ドラマファンから高い支持を得ている。
サスペンス・ミステリー・権力の争いなどのヒット要素を併せ持つ同作は高評価のまま最後まで完走できるのか。主人公は次々と現れる怪事件をどのように解決していくのか。最後まで目が離せない。(編集/RR)
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