Record China 2022年10月1日(土) 8時0分
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29日、網易に、シャインマスカットが「白菜同然」の廉価で出回るようになったのは、日本人の不用心によるものだと主張するセルフメディアアカウントの文章が掲載された。
2022年9月29日、中国のポータルサイト・網易に、シャインマスカットが「白菜同然」の廉価で出回るようになったのは、日本人の不用心によるものだと主張するセルフメディアアカウントの文章が掲載された。
文章の概要は以下。
日本人が苦労して生み出したシャインマスカットが、日本人の不用心によって500グラム数元の低価格で売られるようになった。根本的な原因は、種子を保護しなかったことだ。シャインマスカットは日本国内で品種登録をした一方で、海外向けに品種保護登録をしていなかった。そこで韓国人が日本からこの品種を導入し、大量に栽培した。
さらに、この品種が中国に持ち込まれて栽培されるようになると生産量がさらに増えて自ずと価格が下がった。シャインマスカットには1000年余り前に日本の僧侶が中国から持ち帰った種を育ててできたと言われる甲州三尺という品種を祖先に持つ(シャインマスカットは安芸津21号と白南を交配した品種で、白南はカッタクルガンと甲斐路をかけ合わせている。甲斐路はフレーム・トーケーとネオ・マスカットの交配種で、ネオ・マスカットはマスカット・オブ・アレキサンドリアと甲州三尺の交配種であることから、甲州三尺はシャインマスカットの祖先と言える)。中国の遺伝子を持つブドウだから中国の気候風土に非常に馴染んだのだろう。
こうして、日本では国宝級の果物としてもてはやされているシャインマスカットは、中国では誰もが食べられる平価な果物になった。実に滑稽ではないか。
より滑稽なのは、日本ではいまだにシャインマスカットが高価であるということ。食べたくても食べられない庶民がいるなんて、なんと哀れなことか。それにひきかえわれわれはすでに自由を獲得しているのである。日本人はトイレで泣いているかもしれない。(引用終)
中国のネット上では近頃シャインマスカットの話題が盛り上がっている。文章の作者が「庶民もありつけるようになった」と大喜びの廉価なシャインマスカットは値段とともに食味も落ちており、中国国内でシャインマスカットの価格、品質の二極分化が発生しているという状況が中国メディアから伝えられているが、この文章は品質や食味の部分を無視して、単に価格だけで論じ、なおかつ節操のない栽培によって「安かろう悪かろう」のシャインマスカットが大量に出回るようになったのはさも日本の自業自得であるような物言いである。
文章を読んだ中国の一部ネットユーザーからも「日本のことは好きではないが、他人の物を盗んだ上に得意になって喜んでいるのは本当に恥さらし」というコメントが寄せられ、150人以上が「いいね」をつけている。また「中国産の品質はもはやダメ。出回って何年かで食感が驚くほど落ちた。500グラム数十元の物も、数元の物も食感が良くない」との感想も見られた。(翻訳・編集/川尻)
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