環境保護問題で、メッシが仏メディアのやり玉に―中国メディア

Record China    2022年10月4日(火) 0時0分

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30日、観察者網は、サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシが、フランスメディアから「環境を汚染している」と批判されたと報じた。

2022年9月30日、中国メディアの観察者網は、サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシが、フランスメディアから「環境を汚染している」と批判されたと報じた。

記事は、フランスの著名スポーツメディア・レキップが30日にメッシを名指しし、「プライベートジェットで何度も出かけていることで環境に災難をもたらしている」と批判したことを紹介。レキップによれば、フランスのサッカー界ではプライベートジェットに乗って移動する習慣が以前より存在し、深刻な環境汚染を引き起こす要因になってきたとのことで、同国のサンジェルマンFCに所属するメッシは今年6月1日から8月31日までの3か月間に計52回プライベートジェットを利用し、これにより排出された二酸化炭素量はフランス人1人が150年かけて排出する量に相当するという。レキップは、フランス政府が国民にエネルギーを節約し、冬の暖房温度を19度にするよう呼び掛ける中でメッシがプライベートジェットで出掛けていることは「非常に悪いニュースだ」と評している。

記事はまた、フランスの環境保護団体も先日、メッシが6〜8月に52回プライベートジェットを利用したことで計1502トンの二酸化炭素を排出したと公開批判していたことを併せて紹介した。

さらに、メッシと同じクラブに所属するフランス代表のキリアン・エムバペやクリストフ・ガルティエ監督も9月初旬にプライベートジェットの利用をめぐるスキャンダルに巻き込まれたとし、UEFAチャンピオンズリーグ前の記者会見で「地球温暖化対策として、飛行機ではなく列車でアウェーのスタジアムに行くことは考えないか」との質問を受けたエムバペが失笑し、ガルティエ監督が冗談めいて「ランドヨット(帆に受けた風の揚力で走行するヨット状の三輪車)で会場に行くよ」と語り、物議を醸したことを紹介。2人の態度に仏高速鉄道TGVの責任者が「パリからナントまで高速鉄道なら2時間で着く。安全性、速達性、環境といった面で改めて高速列車の利用を提案する」と反応するとともに、カストラ・スポーツ相がSNS上で2人を批判したと伝えている。

記事は、フランスでは現在プライベートジェットによる短距離飛行の制限が検討されており、クレマン・ボーヌ交通担当相が「一般のフランス人が生活コストの危機、環境の危機に対処すべく輸出を削減する中、富豪たちがプライベートジェットに乗って出かけるという状況を、政府としてもはや容認できない」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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