卓球女子中国代表の孫穎莎（スン・インシャー）が伊藤美誠に言及した。中国のスポーツメディアの新浪体育が2日付で伝えた。

中国・成都で行われている世界卓球団体戦に出場している両者は、共に主力としてそれぞれのチームの順調な勝ち上がりに貢献。順当に進めば決勝で日中対決が実現する可能性が高い。

そうした中、孫はカナダ戦後のインタビューで伊藤が孫との再戦を熱望していることについて現地記者から問われると、「私たちは以前から良い友達です」とした上で、「伊藤選手がトレーニングをしているのを見ると、毎回大きな変化や進歩を感じます。そのため、彼女と対戦する時はいつも試合の過程が重要だと思っていて、その中で彼女から学んでいます」と謙虚に語った。

一方で、「もちろん結果について言えば、私たちはどちらも絶対に勝ちたいと思っています」と勝負へのこだわりを見せた。

伊藤と孫は同じ年で、2021年の東京五輪女子シングルスでは孫が銀メダル、伊藤が銅メダルを獲得した。過去には練習中に伊藤が自身の母親が握ったおにぎりを孫にあげたり、互いに筋肉を褒め合ったりする様子などが報じられたこともある。（翻訳・編集/北田）