Record China 2022年10月6日(木) 20時0分
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台湾・台北市長の柯文哲氏と、市長選に立候補している陳時中氏の“舌戦”が話題になっている。
台湾民衆党主席で台北市長の柯文哲氏と、市長選に立候補している民進党所属の陳時中氏の“舌戦”が話題になっている。
聯合報など複数の台湾メディアによると、台湾政府で衛生福利部長を務めた元歯科医師の陳氏は、このほど受けたインタビューで自身の新型コロナ対策を85点、ワクチン調達を90点と高く評価した。一方、4日のインターネット番組でこの件について聞かれた柯氏は、驚いた表情を浮かべて「死ね!」と吐き捨てた。
これを受け、陳氏は5日のインタビューで「これは柯氏の慣用語(よく使う言葉)。こういう言葉を使うことは自分の口ぶりに徳がないことを明らかにするだけで選挙戦には何の役にも立たない」とチクリ。
対する柯氏も「最も腹立たしいのは8400億台湾ドルもの特別予算を編成したのにどうしてまだワクチンが買えないのかということだ」と陳氏の自己評価の高さに苦言を呈し、「あなたが買わないから民間がワクチンを購入した。台湾人民の命を何とも思っていない。私の口ぶりに徳がないと言うが、あなたには医者としての徳がない」と批判した。
中国メディアの環球網は「このやり取りをめぐって台湾のネット上で議論が繰り広げられている」と説明。ネット掲示板PTTでは「柯氏がまた失言」「柯氏の表現は諸刃の剣。支持者は耳を傾けるが一般人は反感を覚えるかもしれない」といった声がある一方、「陳氏の評価は1000点満点でってことでしょ」「自己評価90点は罵倒されて当然」「(台湾が自主開発したワクチン)高端で大もうけしたという意味での90点かな」との声や、「まるで小学生のケンカだな」とあきれたような声も見られたと伝えている。(翻訳・編集/北田)
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