Record Korea 2022年10月13日(木) 12時0分
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12日、韓国・KBSは「国連人権理事会の理事国選挙で韓国が初めて落選した」と伝えた。写真はジュネーブの国連欧州本部。
2022年10月12日、韓国・KBSは「国連人権理事会の理事国選挙で韓国が初めて落選した」と伝えた。
記事によると、韓国は人権理事会が発足した06年からこれまで理事国選挙に5回立候補し、全て当選していたが、11日に米ニューヨークで行われた選挙で初めて落選した。記事は「人権模範国とは思えない国にも負け、衝撃の結果となった」としている。
落選の原因について、韓国外交部関係者は「今年は数多くの国際機関選挙に立候補したため、1つ1つに集中できなかった」との考えを示した。
韓国が今年立候補した国際機関の選挙は14件に上り、そのうち政府が積極的に取り組む「重要選挙」は4件で昨年、一昨年(各1件ずつ)に比べて多かったという。記事は「国連の場合、193の加盟国が平等に1票を投じるため、互いに票を入れ合うなど根回しするケースが多いが、韓国は多数立候補したため支持票を早々に使い切ってしまった」と説明している。
また「西側主導の国連活動に不満を抱く開発途上国が、先進国の仲間入りを果たした韓国の理事国入りに好意的でなかった」との分析も出ているという。
呉俊(オ・ジュン)元国連大使は「今後は国連の中で単純に韓国の存在感を示すのではなく、外交的な優先順位を考慮して戦略的アプローチが必要だ」と指摘した。
韓国外交部は「結果に関係なく、韓国の地位に見合った外交を続けていく」との立場を示したというが、記事は「人権を重視する尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の外交方針への打撃は避けられない」と伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹政権は何一つうまくできない。できるのは暴言を吐くことだけ」「大統領が世界の首脳に暴言を吐いて回っている国に人権を語る資格はない」「何の知識もない尹大統領にこのまま国を任せていて大丈夫だろうか」「大統領選びを間違えたせいで国が後退していく。大統領を弾劾しなければ韓国は死んでしまう」など、現政権への不満や不安の声が続出している。
一方で「文在寅(ムン・ジェイン)政権で脱北者を北朝鮮に強制送還するという反人権的行為が行われたせいでは?」「文政権のとき、北朝鮮の人権問題について全く言及しなかったのに選ばれるわけがない」など、前政権の対北朝鮮対応を落選の原因とみるユーザーも数多く見られた。(翻訳・編集/堂本)
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