ロシアのウクライナ侵攻で、中国が軍需産業で存在感―米メディア

Record China    2022年10月17日(月) 8時0分

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中国メディアの環球網は13日、中国の武器輸出に関する米外交誌フォーリン・アフェアーズの記事内容を紹介した。

中国メディアの環球網は13日、中国の武器輸出に関する米外交誌フォーリン・アフェアーズの記事内容を紹介した。以下はその概要。

ストックホルム国際平和研究所のデータによると、ロシア米国に次ぐ世界第2の武器輸出国だ。だが、ロシアとウクライナの軍事衝突以来、さまざまな要素がロシアの武器輸出能力をそいでいる。米国はハイテク武器の世界市場を主導しているが、ロシアは技術力は比較的低いが実利的(低コストで性能が良い)武器の主な供給側だ。通常、米企業はこのような実用武器市場の競争に加わらないため、ロシアが残した市場の空白は中国が埋めることになる。

中国は防衛装備の販売を利用して一部の国とより強固な関係を築き、中国の海外における関連基盤固めを確保するだろう。

中国はロシアが苦境に直面する前、すでに供給を多様化させていて、加えて実利的武器の生産で西側のハイテク軍備に取って代わるというロシアの戦略も複製した。今、サハラ以南のアフリカ諸国の多くが中国の武器を使っている。ただ、この地域に対する武器販売は中国の武器輸出の19%を占めるにとどまり、アジア諸国に75%以上が流入している。

実用武器の他、中国は最近、重要顧客に向けたハイエンド武器システムの販売も始めた。4月にはセルビアに地対空ミサイルを販売し始め、アルゼンチンは6月、中国がパキスタンと開発した戦闘機に関心を示した。現在、中国は世界最大のドローン輸出国で、米国、フランス、英国、ロシアなどの武器をよく買っていた顧客に中国産ドローンを売り始めている。この他、「導入、消化、吸収、再イノベーション」の戦略と努力は開発コストを下げ、中国産武器の質の向上に役立っている。また、レアアースは最も現代的な防衛装備の生産に極めて重要だ。そして中国は世界のレアアース貿易を主導している。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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