中国・河北省石家荘市で、鍵を持たずに家を出て締め出された女性が猫に助けられる出来事があった。中国メディアの九派新聞が伝えた。

17日、出勤しようと慌てていた張（ジャン）さんは、自宅を出た直後に鍵を忘れたことに気付いた。玄関のドアはいわゆるオートロックだったようで、外から開けられなくなってしまったという。

張さんはとりあえず上司に電話をして休みを申請。その後、鍵屋に電話をしようとしたが、ふと、自宅で飼っている猫の「もち（中国語で「年糕」）」のことを思い出した。「もち」は普段から家の中のドアの取っ手に跳び付いてドアを開けていたという。

張さんが外から「もち、もち」と呼び掛けたり、呼び鈴を鳴らしたりすると、中から反応が返ってきた。玄関のドアの取っ手は重いため「もち」は苦戦したものの、7～8回トライした後、「ガタン」という音と共にドアが開いた。

張さんは「ドアが開いた時はとても感動しました」と語り、「もち」に何度もお礼を言ったことを明かした。

中国のネットユーザーからは、「はははは、賢い」「これは、飼ってた甲斐があるね」「うちの猫もしょっちゅうドアを開けて困ってる」「よく鍵を忘れるから私も猫を飼おう」「しょせん他人の家の猫。うちの猫にはできない芸当」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）