東電が処理水でヒラメ飼育=韓国メディア「正当化するつもり」、韓国ネット民「日本は迷惑な国」

Record Korea    2022年10月20日(木) 11時0分

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中国メディアの環球網は19日、東京電力が福島第一原発の汚染処理水でヒラメを飼育していることについて、韓国から批判の声が上がっていると報じた。写真は東電。

中国メディアの環球網は19日、東京電力が福島第一原発の汚染処理水でヒラメを飼育していることについて、韓国から批判の声が上がっていると報じた。

韓国・ソウル新聞は18日付の記事で、福島第一原発内に設置された処理水が入れられた水槽で今年9月30日から数百匹のヒラメが飼育されており、水中のトリチウム濃度が海への放出を計画していた場合と同じ基準となる1リットル当たり1500ベクレルを下回るよう調整されていたと説明。東電は今後、アワビや海藻などでも同じ実験を行い、得られたデータを公表する予定だと伝えた。

その上で、「“汚染水”の海への排出が間近に迫っており、周辺国の懸念が加速している。日本政府は安全性をアピールするため世論戦を繰り広げている」などと指摘。今回の実験について「汚染水を海に排出するという日本側の計画を正当化しようとするものだ」と批判し、「排出された水に含まれる放射性物質は海流に乗って韓国の海域に入る可能性が高く、そうなれば1人当たりの魚介類消費量が世界1位の韓国は、その影響を免れないだろう」と報じたという。

環球網は「一部の韓国のネットユーザーも日本の行為に激しく反応している」とし、韓国のネット上に寄せられた声として「ちゃんと育っていると見せびらかすのではなく、自分たちで食べてくれ」「水に問題ないのは分かったから、自分たちで飲んでくれ」「日本で起きたことは日本自身が解決すべき。なぜ世界を汚染するのか。日本は本当に周りに迷惑をかける国だ」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領、何とかしてください」といったものを紹介した。

一方で、韓国の環境保護団体からは「尹氏は大統領選に出馬した際には日本の処理水海洋放出に反対していたが、当選後は韓日関係を口実に強く反対する意思を表明せず、対策もしていない」との批判の声が上がっているとも伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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