ロシアがウクライナに惨敗したらどうなるか―米メディア

Record China    2022年10月24日(月) 10時0分

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ロシアがウクライナに惨敗したらどうなるかについて、台湾メディアの中時新聞網が20日、米ニューズウィークの報道を引用して伝えた。

ロシアウクライナに惨敗したらどうなるかについて、台湾メディアの中時新聞網が20日、米ニューズウィークの報道を引用して伝えた。

それによると、ロシアの元下院議員で人権派弁護士のマーク・フェイギン氏は、「ウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ戦争をコントロールできていない」「彼の将来が彼自身によって定められていないのは、初めてのことだ」と指摘した。

そして、「ウクライナの限定的な勝利であっても、プーチン氏の20年以上にわたる権力の座に終止符を打つ可能性がある」としたほか、「ウクライナ戦争が失敗すれば派閥と権力争いによる血なまぐさい内戦が起きる可能性がある」と語った。

フェイギン氏は情勢がどのように進むかはウクライナ戦争がどのように収束するかに大きくかかっているとした上で、「仮にウクライナがクリミア半島を奪還できなかったとしても、ロシアが併合を主張しているヘルソン州、ザポリージャ州、ルガンスク州、ドネツク州を解放できれば、プーチン政権は崩壊する可能性が高い」との見方を示した。

また、ロシア内の権力移行について「最も簡単なのはロシアのエリートたちが後継者を選ぶことだ。そしてこの後継者は、西側と交渉することができ、戦争終結の初期の枠組みを提示でき、将来の選挙に向けて進むことができる人物でなければならない」とした上で、ウクライナ戦争開戦の意思決定に直接関与していないミハイル・ミシュスティン首相が筆頭候補になるだろうと予想した。

フェイギン氏は、ミシュスティン氏が敗戦の打撃を和らげ、ウクライナの領土を併合した声明を速やかに撤回させることができると予想し、「ロシアのエリート層にとってはおそらくこれが最も理想的な形だ。なぜならこれが影響を最小限にした上で問題を解決できる方法だからだ」とした。

一方で、悲劇的な展開として、「プーチン氏が反対派に頭を下げることを拒否した場合、ロシアのエリート層は内部で異なる派閥に分裂。プーチン支持派とプーチン反対派に分かれた内戦になりかねない」とし、ロシア軍やロシア連邦保安庁(FSB)が絡んだ“血なまぐさい状況”に発展する可能性があるとの見方を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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