乗客からは悲鳴に泣き声…大韓航空機のオーバーラン事故、当時の状況は?=韓国ネット「全員無事は奇跡」

Record Korea    2022年10月24日(月) 19時0分

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24日、韓国・デジタルタイムズによると、23日にフィリピンのセブ空港でオーバーラン事故を起こした大韓航空機に搭乗していた乗客が当時の状況を語った。資料写真。

2022年10月24日、韓国・デジタルタイムズによると、23日(現地時間)にフィリピンのセブ空港でオーバーラン事故を起こした大韓航空機に搭乗していた乗客が当時の状況を語った。

23日午後6時35分ごろに韓国の仁川国際空港を出発した大韓航空機(KE631)が悪天候のためセブ空港に緊急着陸し、午後11時7分にオーバーランした。乗客162人と乗員11人はスライドを使って脱出し、けが人はいなかったという。

記事によると、事故機に乗っていた30代のキムさんは「飛行機はあと少しで民家に突っ込むところだった」と当時の状況を説明した。キムさんは妊娠中で、マタニティー旅行のため夫とセブへ向かっていたという。

キムさんによると、「緊急着陸のため乗員の指示に必ず従ってほしい」と求める機内放送が流れた瞬間、乗客からは悲鳴やすすり泣く声が上がるなど機内は大混乱となった。飛行機の着地時はさほど揺れず、乗客らは拍手を送って安どの表情を浮かべたが、すぐに機体はごう音を立て地面に強くぶつかった。キムさんは「5秒ほど強い衝撃が加わった後、飛行機自体が停電して煙のにおいがしてきた」と話した。その後、乗員の指示に従い非常脱出口からスライドを使って脱出。爆発の危険があるためすぐに飛行機から離れた場所まで移動した。キムさんは「事故直後にグーグルマップを見ると、飛行機が空港の端にあり、滑走路には雨水が溜まっていた。災害映画のようだった」と話したという。

大韓航空は事故の原因を調査するとともに、事故機に乗って帰国する予定だった乗客らのための代替便を送る予定だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「全員無事で本当によかった」「機体がかなり損壊している。全員無事だったのは奇跡」「乗員の対応がよかったのだろう」「乗員の乗客への献身に敬意を払いたい。彼らこそがヒーローだ」「機長と副機長の操縦技術の重要さがよく分かるケース」「大韓航空の職員らに褒賞を与えるべきだ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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