2022年10月21日、中国メディアの新浪新聞は「ベトナムに投資する10の理由」と題した文章を掲載した。文章はアジアに位置するベトナムが外国投資家に対して多くの投資機会を提供しているとし、その理由を10点挙げている。

1つ目は優れた地理的環境を挙げ、東南アジアの東海岸に位置し、北は中国と、西はラオス、カンボジアと国境を接しており、気候も温暖であり、投資や開発に向いていると紹介。特に海運業、観光業が発展しており、世界の水上輸送の中心地としての理想的な条件を持っているとした。

2つ目は、政治や社会の安定だ。政治体制の安定により経済政策が一貫しており、急速な経済成長を支えているとしたほか、十分な労働力、広大な市場といった点も東南アジア地域において傑出した存在だと伝えた。また、3つ目として、外資に対する開放政策を維持しており、絶えず投資に関連する法規を改正して外国投資家が投資を行いやすい環境の整備に取り組んでいると紹介した。

4つ目は、欧州との自由貿易協定で99％近い関税を撤廃するなど、重要な貿易パートナーとの間で15ほどの自由貿易協定を締結、ベトナムでのビジネス環境が絶えず改善されているとし、5つ目には航空や道路など交通インフラを始めとする各種インフラの充実を、6つ目には若い労働力が豊富で、なおかつ優れた技術と適応力を備えていることを挙げた。

7つ目は、1986年の経済、政治改革開始以降に急速な経済成長を実現し、世界の最貧国から中〜低所得国へのステップアップを果たし、さらに前進を続ける経済的に発展途上の国であること、8つ目は原油や天然ガス、各種鉱物からコーヒー、胡椒などの農作物に至るまで、多種多様な自然資源が豊富に存在することとした。

そして9つ目には法治環境の改善を、最後の10個目には172カ国と外交関係を持ち、165の国・地域と経済、貿易関係を築いており、地域や世界の経済にますます深く融け込み、世界各国との貿易や投資協力を強めている点を挙げた。（翻訳・編集/川尻）