Record China 2014年6月28日(土) 3時40分
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26日、SNS利用者が多い韓国ではデマが一気に拡散され、大きな社会問題になっている。写真はカカオトーク。
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2014年6月26日、韓国紙・朝鮮日報は「韓国のSNSはデマで満ちている、人が人を傷つける国」と題した記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。
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カカオトークやフェイスブックを利用するユーザーが多い韓国では、ねつ造された情報がこうしたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて一気に拡散されるため、大きな社会問題になっている。
韓国では現在、総人口の75%以上を占める3700万人が毎日カカオトークでメッセージを送受信しており、1日平均の総受信件数は60億件に上る。フェイスブックは毎日830万人のユーザーが利用し、SNS上にはテレビや新聞、ラジオよりもはるかに多い量の情報が飛び交っている。そのなかには無責任なデマや悪意ある中傷も少なくない。
崇実大学メディア広告学科の金敏基教授は、「メディアは事実確認を使命としているが、SNSにはそうした機能はなく、単なる拡声器になっている」と指摘する。次期首相候補に指名されていた文昌克(ムン・チャングク)氏の過去の発言内容をKBSテレビが取り上げたところ、発言の一部分だけがSNSを通じてユーザーに伝えられた。その結果、文氏には「親日家」「植民地時代の官憲」のレッテルが張られ、首相候補の辞退にまで追い込まれた。
淑明女子大学メディア学科の教授は、「SNSでは感情的な内容の方が拡散しやすい。未確認の情報や一方的な情報が拡散するのを止める手立てはなく、韓国社会は危険が増す一方だ」と話している。(翻訳・編集/本郷)
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