人民網日本語版 2022年10月28日(金) 20時30分
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中国科学院上海天文台の研究者は理論に基づく推測により、高速回転する天体内部の熱対流運動の新たなメカニズムを初めて解明した。
中国科学院上海天文台の研究者は理論に基づく推測により、高速回転する天体内部の熱対流運動の新たなメカニズムを初めて解明した。これに関連する研究成果は27日、流体力学専門誌「Physical Review Fluids」に掲載された。中央テレビニュースが伝えた。
中国科学院上海天文台惑星物理・磁気流体力学研究チームの孔大力(コン・ダーリー)研究員によると、宇宙における天体の圧倒的多数が流体によって構成されている。地球のような岩石惑星であっても、薄い固形地殻の下の大半のマントルと地核が流動している。これらの流体が運動しているか、どのように運動しているかは、天体にとって極めて重要だ。「熱対流」メカニズムは、天体内部の流体運動を引き起こす最も重要な要素だ。「天体における熱対流はいかに発生するのか。異なる状況下で熱対流はどのような特徴があるのか」は、数十年続く代表的な科学の問題だ。
木星と土星のように高速回転する惑星は球形から大きく外れる。この成果は初めて、天体の自転速度の差による熱対流への制御作用を体系的に研究することで、天体の非球形の形状が熱対流運動にいかに影響を及ぼすかを判断し、これらの惑星の対流プロセスの研究と理解を後押しする。さらにこの新しい方法は、ブラックホールの降着円盤のような扁平なディスクシステムの探査を後押しする可能性もある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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2022/10/28
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