ドラマ撮影から長く遠ざかっている中国の主演クラスの俳優や女優たちについて、このほど中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上にリストが登場。最長は女優ウー・ジンイエン（呉謹言）で19カ月となっている。

ウェイボーのユーザーが独自にまとめたこのリストは、浙江省の巨大撮影基地・横店影視城をはじめ、中国各地にある撮影拠点での撮影状況を調べて公開したもの。時代劇ドラマ「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」などで知られるウー・ジンイエンは、すでに19カ月にわたって撮影を行っていないが、今春クランクインした現代ドラマ「薄氷」の出演オファーを断り、人気バラエティー番組への出演を優先したことをマネジメント側が明かしているほか、番組の終了後は舞台劇に出演している。

女優のリー・イートン（李一桐）はドラマ撮影から離れてすでに5カ月だが、同様にバラエティー番組出演を優先しているためで、複数の番組のレギュラーとなっている。8カ月にわたり空白のチェン・シャオ（程瀟）も同じで、「了不起！舞社」をはじめ複数の人気番組に出演している。

ウー・ジンイエンに次いで長いのが俳優ソン・ウェイロン（宋威龍）の9カ月で、昨年クランクインしたドラマ「仿生人間」が最後となっている。ソン・ウェイロンは今年5月、所属事務所との間で契約上のトラブルを報じられており、その後の動きが注目されている。

俳優チャン・ハン（張翰）、女優ティファニー・タン（唐嫣）はそれぞれ7カ月の空白となっているが、チャン・ハンは主演ドラマ「東八区的先生們」が女性蔑視の描写がひどいと批判を浴び、動画配信サービスからも全話削除されたトラブルが尾を引いている可能性も指摘される。一方のティファニー・タンはこのほど、家庭と子育て優先を自ら語っている。

5～3カ月にわたって空白の顔ぶれには、女優のアンジェラベイビー（楊穎）、ディリラバ（迪麗熱巴）、ジュー・ジンイー（鞠婧禕）、俳優のティミー・シュー（許魏洲）などがいるが、すでに次回作が発表されているケースも多く、いずれも充電期間として正常な時間とみられている。(Mathilda)