フォックスコン工場で新型コロナ、iPhoneへの影響は?―中国メディア

Record China    2022年11月2日(水) 5時0分

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31日、澎湃新聞は、米アップルのiPhone最大の委託生産先であるフォックスコンの工場で新型コロナ感染が発生したことについて、iPhoneの生産の影響について報じた。写真はフォックスコン工場。

2022年10月31日、中国メディアの澎湃新聞は、米アップルiPhone最大の委託生産先であるフォックスコン(富士康科技)の工場で新型コロナ感染が発生したことについて、iPhone生産への影響について報じた。

記事は、フォックスコンがiPhone14シリーズ最大の代理生産業者であり、同機の7割前後を代理生産していると紹介。iPhone14を生産している河南省鄭州市の工場で新型コロナが発生したことで、その出荷量に影響が出るのではないかとの懸念が広がっていることを伝えた。

その上で、鄭州工場の従業員らが「現在隔離措置を受けながら正常に出勤している従業員が約15万人いる」「省外からやってきた従業員は家に戻るのが不便なので工場に残っている」と語り、事務職員も工場の稼働状況について「全て正常だ」と述べたことを紹介したほか、フォックスコンのデジタル製品事業群(iDPBG)責任者が10月30日に「現在、生産と感染拡大防止の両方で最大限の努力をしており、従業員の健康と安全を確保する前提のもとで、感染の出ていない作業場での生産に取り組んでいる。現在は生産のピーク期であり、感染によって起こり得るリスクを低減するために他の工場での応援生産も手配している」と述べ、当初の計画通りの生産を確保する姿勢を示したことを伝えた。

一方で、業界はなおもiPhoneの生産能力に影響が出ると認識しているようだとし、英ロイターが10月31日に情報筋の話として11月のiPhone出荷量が30%減少する可能性があり、フォックスコンが深セン工場での生産を増やして鄭州工場の不足分を補おうとしていると伝えたことを紹介した。

記事はまた、今後アップルがリスク回避のためにiPhone14の注文の一部を、近年アップル製品の代理生産を拡大してきた立訊精密に回す可能性があるとの見方も広がっており、10月31日午前に深セン証券取引所で立訊精密の株価が急騰したと紹介。ただ、アップルも立訊精密もこの情報が事実かどうかについて明らかにしていないと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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