Record China 2022年11月7日(月) 17時0分
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6日、観察者網は、キヤノン中国の小沢秀樹董事長が、第5回中国国際輸入博覧会に際して受けたインタビューの中で「中国への投資で、われわれも中国も勝者になっている」と語ったことを報じた。
2022年11月6日、中国メディアの観察者網は、キヤノン中国の小沢秀樹董事長が第5回中国国際輸入博覧会に際して受けたインタビューの中で「中国への投資で、われわれも中国も勝者になっている」と語ったことを報じた。
記事は、国際輸入博開幕日の4日に小沢董事長が観察者網などのメディアによるインタビューを受けたと紹介。キヤノンは今年を含め、第1回から5回連続で国際輸入博に参加しており、今回のブース面積はこれまでよりも広い500平方メートルを確保、プリント、映像、医療、産業設備の4大分野の先進技術、製品を展示しているとした上で、小沢董事長が「国際輸入博は会を重ねるごとに充実しており、キヤノンも毎年大きな収穫がある」と語ったことを伝えた。
また、小沢董事長がキヤノン中国の戦略、将来の方向性について「御手洗冨士夫会長は常々、中国には最大の可能性があり、今後間違いなく大きく発展すると語っている。だからこそ、御手洗会長は私を18年間もここに置いている。言わば私は御手洗会長、そしてキヤノンによる中国重視のシンボル、表れであり、私がここにいる限りキヤノンは中国を重視し続けるとさえ言える」と述べたことを紹介している。
さらに、近頃では新型コロナや世界的なマクロ経済の悪化に伴い、外資企業が中国から撤退してサプライチェーンを再構築するといった情報が錯綜しており、御手洗会長も前に「工場の適度な移転を検討する」と語ったことについて、小沢董事長が「円安による海外生産のメリット低下、そして生産の自動化推進により日本国内で人件費のかからない低コストによる生産が可能になったという二つの大きな要素から、中国だけではない海外投資全体を見直すもの」と説明したことを伝えた。
その上で、小沢董事長はむしろ中国経済の先行きが明るく、対中投資をさらに拡大する考えを重ねて示したと紹介。01年に中国が世界貿易機関(WTO)に加盟して以降、キヤノンの対中累計投資が1000億円を超え、多額の投資の結果「キヤノンはより多くの利益を得られるようになり、勝者となった。そして中国にとっても利益があり、中国も勝者になった」と語るとともに「私は中国が遠くない将来に米国を抜き去り、世界一の経済強国となることを信じて疑わない」としたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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