Record Korea 2022年11月7日(月) 22時0分
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中国紙・環球時報は7日、「韓国人はなぜハロウィーンに夢中になるのか?」と題する記事を掲載した。
記事は、「ソウル梨泰院の雑踏事故が世界的に注目を集めている」とし、「当日はハロウィーンのために多くの人が集まっていた。ハロウィーンは西洋発祥だが、韓国で“お祭り”として定着して久しく、若い世代の自由さを象徴する文化としても代表的だ。そして、韓国のハロウィーンの熱気は年々増しているようだ」評した。
韓国でハロウィーンが人気のイベントである理由として、記事はまず英語教育の普及が背景にあると指摘。「韓国の若者はハロウィーンだけでなく英語学習にも熱心。子どもの英語教育普及によって幼いころから仮装をして友達たちと一緒にお菓子を食べるなど、ハロウィーンに親しんでおり、大人になってもハロウィーン文化を抵抗なく受け入れている」とした。また、「若者たちはハロウィーンに思い思いの奇抜な衣装を着て街に繰り出す。韓国にはこれほど自由に遊べるイベントはあまりないと話す若者もいる」と説明した。
次に「面白さやかわいさがあふれる仮装」を挙げた。記事は、韓国のハロウィーン文化は日本のコスプレ文化によく似ているとし、「ハロウィーンと言えば魔女や骸骨などの仮装が定番だったが、近年は面白いものやかわいいものが人気になっている」と解説した。今年はイカゲームに登場する少女型ロボットの服装やナースの制服を着て街に出た女性がいたとし、「彼女たちにとってハロウィーンは、普段おとなしい女性も衣装に身を包んで堂々と街に出て遊べる日なのだ。そして、こうした若者たちにとってハロウィーンで重要なのはキャンディーではなく、SNSでの『いいね』だ」と論じた。
さらに、ハロウィーンの普及にはビジネス的な側面もあると指摘。「バレンタインデーと同様に、ハロウィーン前には消費意欲を持った若い世代をターゲットに数々の商品が発売される。カフェでは『映え』を狙ったオリジナルメニューやイベントを開催、SNSに投稿してもらうことによる宣伝効果を期待している」としたほか、コスメブランドがハロウィーンの限定品を発売したり、テーマパークがハロウィーンをイメージした飾りつけを施したりして、消費者を引き付けようとしているとした。
記事は、ハロウィーンの商業化や若者の奇抜な衣装について、高齢世代からは苦言が呈される一方、若者が楽しめるイベントがあまりない中で日常生活を豊かにするために必要との意見もあると伝えている。(翻訳・編集/北田)
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