中国企業がアルゼンチンのリチウム採掘への投資を拡大―中国メディア

Record China    2022年11月9日(水) 13時0分

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8日、環球時報は、中国企業がアルゼンチンで2件のリチウム採掘プロジェクトに総額22億ドルを投じると報じた。

2022年11月8日、環球時報は、中国企業がアルゼンチンで2件のリチウム採掘プロジェクトに総額22億ドル(約3200億円)を投じると報じた。

記事は、アルゼンチン国営テラム通信が4日に報じた内容を引用し、中国企業の西蔵珠峰資源が先日にアルゼンチン・サルタ州での二つのリチウム探査採掘プロジェクトに総額22億ドルを投じることを発表したと紹介。ディアブリヨス塩湖(Salar de Diablillos)でのプロジェクトに7億ドル(約1000億円)を投じ、来年より年間5万トンのバッテリー用炭酸リチウム生産を開始し、アリサロ塩湖(Salar Arizano)には15億ドル(約2200億円)を投資して24年までに年産5〜10万トンのバッテリー用炭酸リチウム生産を開始する計画だと伝えた。また、この投資により現地では約1万人分の雇用が生まれ、アルゼンチンには輸出によって毎年80億ドル(約1兆2000億円)の外貨がもたらされる見込みだとしている。

また、アルゼンチンはオーストラリア、チリ、中国と並ぶ世界4大リチウム生産国の一つであり、今回発表されたプロジェクトが稼働すればアルゼンチンのリチウム鉱生産量は年間26万2000トンにまで増え、25年には世界第2のリチウム生産国になるとしたほか、中国がアルゼンチンにとって主要な炭酸リチウム輸出先となっており、対中輸出が全体の33%を占めていると紹介した。

記事は、近年アルゼンチンでは鉄道建設や太陽光発電などのインフラ建設、クリーンエネルギー分野を中心に、中国企業による投資がますます盛んになっており、今年2月には両国間で「一帯一路」共同建設覚書が締結され、貿易規模の拡大継続、2国間投資の積極推進、グリーンで持続可能な発展やデジタル経済といった分野における投資協力の推進などで両国が合意したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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