日本の自動車半導体の巨頭「中国への投資を強化する」―中国メディア

Record China    2022年11月16日(水) 16時0分

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14日、観察者網は、自動車用半導体大手で先日の中国国際輸入博覧会に出展したルネサスエレクトロニクスの中国法人幹部が、今後中国への投資を一層強化していくという会社の姿勢を明らかにしたと報じた。

2022年11月14日、中国メディア・観察者網は、自動車用半導体大手で先日上海にて開かれた中国国際輸入博覧会に出展したルネサスエレクトロニクスの中国法人幹部が、今後中国への投資を一層強化していくという会社の姿勢を明らかにしたと報じた。

記事は、先日上海で開かれた第5回中国国際輸入博に、21年の自動車用半導体メーカー世界3位のルネサスが初めて出展し、開催期間中にルネサスエレクトロニクス中国の頼長青(ライ・チャンチン)総裁が観察者網のインタビューを受けたと紹介。頼氏が「現在中国チームは2500人ほどを有し、北京、蘇州、上海、成都に研究開発センターを持つとともに、北京と蘇州に半導体実装、テスト工場を設立している」と語り、会社として中国市場を非常に重視していることを明かしたと伝えた。

また、ルネサスエレクトロニクス中国電子技術部の趙坤(ジャオ・クン)シニアマネージャーが「これまでフォルクスワーゲントヨタ、GMといった多くの大手自動車メーカーと提携してきたが、現在は中国の自動車メーカーも重要な役割を担いつつある。多くの中国メーカーは独自のニーズも持っており、彼らのニーズを理解した上ですくい上げ、その設計を当社の製品に反映させることで、彼らによる利用を促していきたい」と語ったことを紹介している。

さらに、この2年は新型コロナの影響などにより自動車用半導体チップの著しい供給不足が発生する中、ルネサスでは工場火災などのアクシデントにより生産能力に大きなダメージがあったと指摘する一方、趙氏が自動車の半導体は種類が非常に多く、今後も全体的な半導体不足が続くかどうかを判断するのは難しいとの認識を示すとともに「半導体製品は予測が非常に大事。できる限り顧客と緊密な意思疎通を保ち、各自動車メーカーの今後の戦略を把握した上で生産能力の拡大を引き続き模索し、彼らの需要を一層満たすよう努める」と述べたことを伝えた。

記事はこのほか、頼氏が「ルネサスの収入に占める中国市場の割合は年平均20%を超えている」と紹介した上で、「現在、さまざまな要素による影響があるが、グローバル化は不可逆的だ。中国はボリュームが大きく、品質も非常に高い上、急速に発展している市場であり、ルネサスは引き続き中国本土へのサポートとリソース投入を強化していく。顧客をあらゆる方面からアシストすることで、より高い競争力を獲得したい」と語ったことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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