Record China 2022年11月30日(水) 14時0分
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サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の2戦目で共に敗れた日本と韓国について、香港メディアの香港01は29日、「韓国に見られて日本に見られなかったこと」について報じた。
28日に行われた試合で、韓国はガーナに2点を先取されるも、後半にチョ・ギュソンの2ゴールで同点に追いついた。しかし、その後ガーナに再び勝ち越しゴールを奪われ、2-3で敗れた。
記事はこの試合について、「両チームとも技術的に優れているとは言えなかったが、見どころが詰まった良い試合だった」と評価。W杯は「武器を持たない戦争」と言われることから、「闘志を持って戦うことこそファンが最も見たいものではないだろうか」とした。
その上で、「エースのソン・フンミンが負傷し厳しい状況だったが、韓国は最後まであきらめなかった。ファン・インボムは頭から出血するも、包帯を巻いてすぐにピッチに戻り、試合を通じてトップタイの11.9キロを走った。イケメンと話題になったチョ・ギュソンは決して顔だけではなく、長身のガーナDF陣と文字通り闘った。走行距離も11キロに達し、スプリント回数は66回で2位だった」と述べた。
そして、ガーナも韓国の猛攻を必死でしのぎ、よく闘ったと称賛。「ゴール数が多かっただけでなく、両チームが90分間あきらめない気概を見せた」とし、「最も基本的な闘う姿勢と気持ち、それこそがW杯であり、フットボールの真の意義ではないだろうか?」とした。
一方、日本については「ドイツ戦では闘志に満ちた戦いで勝利し、大きな注目を集めた」としながらも、2戦目のコスタリカ戦では終始消極的なプレーが目立ったと指摘。「クロス(サイドから相手ゴール前に出すパス)は試合を通じてわずか10本(韓国はガーナ戦で46本)で、最も多くのクロスを上げたのは62分から投入された三笘薫の2本。81分に失点した後もわずか2本のクロスしか上げられなかった」と比較した。
記事は、「初戦のような闘志が消えたのは森保一監督のローテーション(先発メンバー入れ替え)に選手が戸惑ったからか。それともリードされることを想定していなかったからか。どんな理由だろうと、リードを許している日本が残り時間も少ない中、DFラインでのんびりとボールを回し、前に急ぐようなそぶりが全く感じられなかったことは、テレビの前のファンたちをイライラさせた。こんな光景を見るとがっかりしてしまう」と伝えた。
その上で、サッカーファンにとっては勝敗もそうだが闘う姿勢を見たいのではないだろうかとし、「日本対スペインの試合では、(日本は)最後の勇気を出して、たとえ結果が出なくても全力を尽くして壮大な戦いになることを期待したい」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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