日本の僧侶から「南京大虐殺」の新たな証拠―中国メディア

Record China    2022年12月1日(木) 14時0分

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30日、中国新聞網は、「南京の731部隊」と呼ばれる旧日本軍の細菌戦部隊に関する新たな史料が、日本の僧侶から南京大虐殺記念館に寄贈されたと報じた。

2022年11月30日、中国メディアの中国新聞網は、「南京の731部隊」と呼ばれる旧日本軍の細菌戦部隊に関する新たな史料が、日本の僧侶から南京大虐殺記念館に寄贈されたと報じた。

記事は、南京大虐殺記念館が先日、今年新たに収集した史料について発表し、収集した453点の中には日本の僧侶・大東仁氏が集めた史料51点が含まれていたと紹介。大東氏が寄贈した史料には、旧日本軍兵士による陣中日誌、第9師団歩兵第36連隊第11中隊の陣中日誌、栄1644部隊関連の写真、南京陥落を扱った児童向け紙芝居などが含まれていたと伝えた。

そして、栄1644部隊の写真には「細菌戦部隊である同部隊が当時南京の駐留地としていた中央病院の旧址がはっきりと示されていた」とし、「史料に基づけば、同病院は当時は対外的に日本軍の華中防疫給水部と称されていたが、実際は大規模な細菌戦や毒ガス戦の研究試験機関だった。多摩部隊とも称されていた栄1644部隊は、731部隊と同じ悪名高き部隊である」と評している。

また、新たに寄贈された「陣中日誌」には、南京に設置された慰安所についての詳細な記述が見られ、1938年1月1日には「本日より慰安所が開設された。1人30分で、費用は下士官が1円50銭、兵卒が1円だ。相当な賑わいで、常に満員状態である」など記載されていたと伝えた。

記事は、寄贈者である大東氏について「日本の仏教僧侶であり、2005年より約17年にわたって南京に関する史料4500点以上を収集し、無償で寄贈してきた」と紹介している。(翻訳・編集/川尻






※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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