2014年7月1日、韓国紙・中央日報は、韓国警察当局が、外国軍の軍用食品を不法に転売したグループを逮捕したと報じた。国際在線が伝えた。

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当局によると、全羅北道にある米軍の飛行場で清掃員として働いていた李（イ）容疑者は、米軍が破棄した軍用食品を数回に分けて回収し、1箱2000〜3000ウォン（約200〜300円）で流通業を営んでいる劉（ユ）容疑者に転売。劉容疑者はキャンプ用食品を専門に扱う許（ホ）容疑者に転売し、顧客に1箱5000〜8000ウォン（約500〜800円）で販売していた。当局は、この件に関わったとみられる9人を逮捕している。

一方で、英国やドイツ、スロベニアなどから軍用食品を無許可で輸入し、ネット上で販売したとして、鄭（チョン）容疑者ら5人も逮捕されている。鄭容疑者は、政府の食品・薬品安全部門の許可を得ないまま、海外から軍用食品を無断で輸入し、韓国語の表示も添付せずネットショップで1箱5〜9万ウォン（約5000〜9000円）で販売。少なくとも約200箱が韓国市場で流通した。

当局によると、これらの食品には品質保証期間が表示されておらず、密封も完全ではないという。さらに、貯蔵や輸送時に、冷蔵などの条件が確保されていないため、消費者に深刻な健康被害を与える可能性があると指摘している。（翻訳・編集/HA）