anomado 2022年12月6日(火) 16時30分
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1990年代を舞台にした女優チャオ・リーイン主演の新ドラマ「風吹半夏」では、当時のヒットソングを使ったOSTも注目を浴び、若い世代からも大きな反響を得ている。
1990年代を舞台にした女優チャオ・リーイン(趙麗穎)主演の新ドラマ「風吹半夏」では、当時のヒットソングを使ったOSTも注目を浴び、若い世代からも大きな反響を得ている。
先月27日に配信とテレビ放送を同時スタートした「風吹半夏」は90年代を舞台に、男ばかりの鉄鋼ビジネスの世界に身を投じ、少しずつ頭角を現してゆく女性実業家・許半夏の人生を描くストーリー。「大江大河」や「都挺好」など、ヒット作のドラマの原作者としても知られる作家・阿耐の小説「不得往生」を映像化した作品となる。
鉄鋼業界が活気を帯びた90年代が舞台とあって、ドラマのOSTでは当時のヒットソングが次々に挿入歌として登場し、その数は約20曲に上る。当時の中国では香港・台湾の歌手が最も人気を集めたが、チー・チン(斉秦)、ルオ・ダーヨウ(羅大佑)、トン・アンゴー(童安格)、ホアン・ピンユエン(黄品源)、香港のバンドBEYONDらのヒットソングを、フー・シア(胡夏)、チェン・リーノン(陳立農)、フィオナ・シッ(薛凱琪)らがカバー。じっくり歌詞を聴かせる楽曲が若者世代にも刺さり、TikTok中国国内版の「抖音」(ドウイン)にも大量のショート動画が登場している。
「風吹半夏」の監督は、「少林問道」や「冰雨火」といった人気ドラマでも知られるフー・ドンユー(傅東育)。68年生まれで、90年代に青年期を過ごしたフー監督によると、原作小説を読んですぐに、「この時代特有の空気や人々の渇望を映像にしたいと考えた」と語っている。
「風吹半夏」ではチャオ・リーインの衣装やメイクにもこだわり、当時の流行を忠実に再現。撮影でチャオ・リーインに用意された衣装は約300着に上った。その中から、年ごとの流行に合わせた約100着が厳選され、ドラマで使用されている。(Mathilda)
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