Record China 2022年12月8日(木) 9時0分
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サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会をめぐり、中国の著名なサッカー解説者・顔強(イエン・チアン)氏の言葉が反響を呼んでいる。
顔氏は自身の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントに「アジアのサッカーは進歩していない」と題する動画を投稿した。
動画内で顔氏は「アジアのサッカーは全体としては決して進歩していない。W杯での競争力が真に上がったことも見て取れなかった。(決勝トーナメントに進出した)3チームはいずれも敗退した。これは直接的な試合結果だが、アジアのサッカー全体では進歩していないというのは、過去にすでにミルティノヴィッチ(元中国代表監督)が繰り返し語っていた」とした。
その上で、「今大会では、日本が少なくとも世界二流のレベルを維持していることを目にした。しかし、そのほかの韓国や、オーストラリアもそうだが、タレントの産出という面では間違いなく進歩していない。それどころか後退しているとも感じる」と述べた。
さらに、中東の国々については「世界のサッカー界で依然として自らの立ち位置を確立できていない」と指摘し、「重要なのは、自国のリーグをしっかりと運営することと若手の育成だ。海外移籍を唯一の希望を託す道とするのではなく補助的な道とすること。これはアジアのサッカーが今大会の経験の中で得られた教訓だろう」と語った。
顔氏の見解に中国のネットユーザーからは「客観的だ。同意する」「確かに進歩していない。日本も大きく進歩はしておらず、アジアの国のW杯最高成績は依然として韓国の4強」との声がある一方、「負けたら進歩していないと言う。何を見ているのか」「日本は明らかに進歩していると思うが」「日本は素晴らしかった。勝つかどうかがすべてを表すわけじゃない。日本は少なくとも欧州の強豪国と互角に戦える」「サウジアラビアがアルゼンチンに勝ち、日本がドイツ、スペインに勝ち、韓国がポルトガルに勝ったのに、進歩していないと?」といった反論が多く寄せられた。
また、「どこかの国(中国)が必死に(アジアの)足を引っ張ってるからね」「“後退”している国もあるけど、中国サッカーは“退化”している」「他国が進歩しているから自分(中国)が後退しているように感じるんだろう」「進歩していないのではなく、進歩はしているけど他国の進歩がより早いだけ。ちなみに中国サッカーは後退しています」といった声のほか、「森保一と李鉄(リー・ティエ。元中国代表監督)の違いこそが日中サッカーの差」「Jリーグはアジアで最高のリーグで、完璧なリーグシステム、ユース育成システム、安定したビジネス開発がなされている。だから、日本の現在の成績は決して意外ではない」との意見も出ていた。(翻訳・編集/北田)
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