Record China 2022年12月9日(金) 12時0分
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9日、新浪新聞は、米国メディアが「中国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の核弾頭数が米国を超えた」と報じたことについて論じる記事を掲載した。
2022年12月9日、中国メディアの新浪新聞は、米国メディアが「中国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の核弾頭数が米国を超えた」と報じたことについて「デタラメだ」と論じる記事を掲載した。
記事によると、米メディア・ディフェンスニュースは8日に「ICBM計画の一部の方面において、米国は中国に対する数的優位を確保できなくなるかもしれない」と題し、2022年の米国国防権限法に盛り込まれた「中国がICBMの数量、発射装置数、核弾頭数のうちいずれか1つでも米国を上回った場合に、国防総省は必ず連邦議会に通知すること」という規定に基づき、米戦略司令部が近ごろ議会に機密報告を提出したと報じた。
ディフェンスニュースは、国防総省が提出したばかりの「中国軍事力報告」や米議会調査局の文書において、米国が配備するICBMやその発射装置数は中国に対して優位を保っていることが明記されていたことから、中国がICBMの核弾頭数で米国を上回ったことによる行動ではないかと予測しているという。
しかし、新浪新聞の記事は「中国がICBMの核弾頭数で米国を上回った」という情報はデタラメであると主張。核弾頭には「高警戒状態、保管状態、解体待機状態」の3種類があり、西側諸国がデータを出すときには状況に応じてこの3種類の範囲を切り替えるとした。その例として、米軍が発表した「ICBMおよび潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機の合計が665発(機)、核弾頭1389発」という数字はあくまで高警戒状態の部分にすぎず、ストックホルム国際平和研究所が今年6月に発表した保存状態のものを加えた統計では米国の保有核弾頭数は5428発となり、中国の350発よりもはるかに多くなると論じた。
記事は「ディフェンスニュースの報道が荒唐無稽であるのは実に明らかであり、米国で現在流行している中国脅威論に迎合したものであることも明らかだ」と結論付けている。(翻訳・編集/川尻)
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