Record China 2022年12月11日(日) 19時20分
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サッカーのワールドカップで2大会連続ベスト16入りを果たした日本代表について、中国国営新華社通信はこのほど「長期主義による収穫」とする記事を配信した。
サッカーのワールドカップ(W杯)で2大会連続ベスト16入りを果たした日本代表について、中国国営新華社通信はこのほど「長期主義による収穫」とする記事を配信した。
記事はまず、29年前に日本代表選手として「ドーハの悲劇」を経験した森保一氏が日本代表の監督になり、W杯カタール大会でドイツとスペインという優勝経験国を破る「ドーハの奇跡」を成し遂げたことに触れた。
その上で、日本サッカー協会(JFA)は「2050年までにサッカーファミリーを1000万人にし、W杯で優勝する」という目標を掲げていることや、現在の日本代表選手の多くがドイツやフランス、スペインなど欧州のリーグでプレーしていることを取り上げた。
そして、「日本サッカーはその目標に向かって一歩一歩進んでいる。アジアの隣国として、近年の日本サッカーの進歩は羨望の的だ。日本サッカーが『長期主義』を守り通し、ひいてはそれを信仰していることに、われわれはもっと目を向けるべきだ」と指摘した。
記事は、「長期主義」とは、短期的なリターンをより長い時間的尺度の上で観察することであり、日本サッカーにおけるさまざまな理念、例えば、代表監督の人選が日本人と外国人の間で揺れ動いたりするなど、時代の変化とともに方針が大転換することもあったとした。
記事は、W杯ロシア大会のベルギー戦での「ロストフの14秒」をテーマとしたドキュメンタリーが制作されたことなどは、日本人の細部にまでこだわる「ディテール・コンプレックス」の表れであり、ある意味では「長期主義」の表れの一つだと分析。日本サッカーの各方面における細部へのこだわりはすでにシステム化され、強い慣性の下で、すべての人を前へ向かわせているとし、日本代表はW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れたが、その姿は決して失敗者のものではなかったと論じた。(翻訳・編集/柳川)
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