コロナに感染したら必須? 中国で今度はイオン飲料が爆売れ―中国メディア

Record China    2022年12月16日(金) 21時0分

拡大

15日、第一財経は、新型コロナの感染者が急増している中国で、スポーツドリンクなどのイオン飲料の購入が急増して品切れを起こしていると報じた。

2022年12月15日、中国の経済メディア・第一財経は、新型コロナの感染者が急増している同国で、スポーツドリンクや経口補水液などのイオン飲料の購入が急増して品切れを起こしていると報じた。

記事は、多くのECプラットフォームで近頃イオン飲料やビタミン補給、せき止めの食品や飲料が爆発的に売れており、特にイオン飲料の売れ行きがすさまじいと紹介。タオバオの検索ワード指数では13日にイオン水の検索件数が前日から約75倍に増え、一部ブランド商品で供給が追いつかない状況になっているとした。また、京東でも今月1〜12日のイオン飲料販売が前の期間に比べて10倍超と急増したと伝え、京東の担当者が現在メーカーと増産について交渉していると紹介した。

また、イオン飲料の購入者は北京、上海の両市や浙江省に集中しており、ある北京市民が「コロナに感染してから39〜40度の高熱を出した友人が多くいるので、イオン飲料を2箱まとめ買いして熱を出した時に備えている」と語ったことを伝えている。

その上で、現在の「イオン飲料ブーム」について業界内では、国家衛生健康委員会が出した最新版の新型コロナ診療指針で「一般治療では、水やイオンバランスに留意すること」と記載されていることに関係しているとの見方が出ていると紹介した。

記事は、中国の民間団体である科信食品・健康情報交流センターの鍾凱則(ジョン・カイザー)主任が「発熱した場合は通常、正しい飲食を心掛ければよく、別途電解質を補給する必要はない。食欲がないときには果物などで電解質を補うことができるので、イオン飲料は必需品ではない。一日中食事ができない、発汗量が多い、嘔吐(おうと)や下痢がひどい場合に初めて電解質の補給に留意する必要がある」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携