Record China 2014年7月3日(木) 13時3分
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1日、中国の習近平主席が3日に韓国を訪問するが、この訪韓で日韓関係の溝が深まる可能性もある。資料写真。
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2014年7月1日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が3〜4日の日程で韓国を訪問する。これまで中国の国家主席は就任後最初に訪問するのは北朝鮮だったが、今回は韓国を訪問する。
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北朝鮮の核問題などで米国はより強い立場を取るよう中国に求めていることから、中国のこの変化を米国は歓迎している。また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の姿勢は中国からよく思われておらず、中国政府は今回韓国を優先したことで北朝鮮に不満を示したものと、専門家は指摘している。2013年、北朝鮮は中国の警告を無視して3回目の核実験を強行。金第1書記は中国を訪れる意向も示さなかった。
北朝鮮は目下、ロシアや日本との関係を重視しており、中国への依存を避けようとしているようにも見える。ロシア議会は4月、北朝鮮の対ロシア債務100億ドル(約1兆円)を免除することを決定。日本は北朝鮮との関係改善を図り、拉致被害者問題の進展に向けて動いている。
しかし、アナリストは中国の北朝鮮政策には根本的な変化は見られないとし、中国軍は依然として北朝鮮を米国に対抗する軍事的緩衝地帯と見なしていると指摘。中国の戦略は中朝間の国境貿易や投資を拡大させ、北朝鮮の経済改革を促しているとする。
しかしその一方で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は中国との関係改善を最重要任務に挙げており、2013年には北京を訪問したが、日本との間では正式な会談を行っていない。韓国にとって中国は政治的・戦略的パートナーというだけでなく、経済的にも最も重要なパートナー国であり、韓国の年間輸出に占める割合は40%にも上る。
米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の東アジア問題の専門家は、「中国は国際社会で安倍首相と日本を孤立化させようとしている」とし、「韓国も中国と同様に集団的自衛権の拡大など日本の一部の姿勢に懸念を示している」と指摘。そのため、習主席の訪韓で日韓関係の溝が深まる可能性もある。(翻訳・編集/岡田)
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