中国ドラマが日本や韓国、東南アジアなど海外でも人気が高まる中、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で「今年韓国に版権を購入された国産ドラマ」とのワードがトレンド入りしている。

中国のエンタメアカウント・娯理工作室は19日、微博アカウントで「2022年に韓国が版権を購入した国産ドラマ、あなたはどれを見たことがある？」とつづり、その一部を列記した。

筆頭に挙げられたのは女優ユー・シューシン（虞書欣）と俳優ワン・ホーディー（王鶴棣）が主演を務めたファンタジー時代劇「蒼蘭訣」。同作は、月族の長・東方青蒼（ワン・ホーディー）と、仙女・小蘭花（ユー・シューシン）の恋模様を描いたラブストーリー。2人の体が入れ替わるなどコミカルな描写も話題になった。

次に、俳優バイ・ジンティン（白敬亭）と女優ティエン・シーウェイ（田曦薇）が共演した宮廷ラブロマンス時代劇「卿卿日常」。同作は、9カ国の美女たちが政略結婚のため地表最強の国・新川国を訪れ、王子たちと結ばれていく物語。ティエン・シーウェイは落選ばかりを狙うヒロインを、バイ・ジンティンは腹黒い6番目の王子、尹崢を演じている。

俳優ヤン・ヤン（楊洋）と女優チャオ・ルースー（趙露思）が主演を務め、日本でも23年1月18日から本放送がスタートする時代劇ドラマ「且試天下」（邦題：「黒豊と白夕～天下を守る恋人たち～」）もリスト入り。王族と侠客、二つの身分を持つ男女が最強のカップルとなり天下の争いを制していく冒険を描いており、華麗なアクションやキスシーンも見どころだ。

続いて、チョン・イー（成毅）とヤン・ズー（楊紫）が主演した時代劇「沉香如屑」。同作は同名小説が原作のファンタジー作品。ヤン・ズー演じる顔淡がチョン・イー演じる唐周（応淵）と出会い、悪の勢力との戦いの中でそれぞれ失っていた記憶を取り戻すというストーリーだ。

女優ディリラバ（迪麗熱巴）と俳優アレン・レン（任嘉倫）を主役に迎えたファンタジー時代劇「与君初相識」も韓国で放送された。人気小説「馭鮫記」を実写化した同作は、御霊師の仙姫・紀雲禾（ディリラバ）と鮫人・長意（アレン・レン）の愛の様子を描くラブロマンス作品となっている。

現代ドラマからは、人気俳優ワン・イーボー（王一博）とチェン・シャオ（陳暁）がダブル主演した「冰雨火」。警察と麻薬組織の戦いを描いた作品で、ワン・イーボーは警官の陳宇を、チェン・シャオは殺害された父親の復讐のため麻薬組織に潜入する元警官・呉振峰を演じている。

同アカウントのリストではこのほか、女優チャオ・ルースーと俳優ウー・レイ（呉磊）主演の時代劇ドラマ「星漢燦爛」「月升滄海」、女優ヤン・ミー（楊冪）と俳優バイ・ユー（白宇）主演の救急医療をテーマとした現代ドラマ「謝謝你医生」、女優チャオ・リーイン（趙麗穎）主演の農村を舞台としたドラマ「幸福到万家」、若手女優チャオ・ジンマイ（趙今麦）と俳優バイ・ジンティンのミステリードラマ「開端」などが挙げられている。（翻訳・編集/北田）