1日に延べ39機、中国軍機が台湾南東部に―独メディア

Record China    2022年12月23日(金) 13時0分

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22日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、1日だけで延べ39機の中国軍機が台湾南東部の空域に進入したと台湾当局が発表したことを報じた。写真はJ-16。

2022年12月22日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、1日だけで延べ39機の中国軍機が台湾南東部の空域に進入したと台湾当局が発表したことを報じた。

記事は、台湾の国防部が22日、「この24時間に中国軍機延べ39機、艦艇延べ3隻が台湾周辺で継続的な活動を行った」と発表したことを紹介。中国軍機にはJ-16戦闘機21機、H-6爆撃機4機、YY-20空中給油機1機、KJ-500哨戒機2基が含まれ、延べ39機中30機が台湾海峡の中間線を越え、延べ29機が南西部の防空識別圏を越えたと伝えた。

そして、ペロシ米下院議長が今年8月に台湾を訪問して以降、中国軍はこの数十年で最大規模の軍事演習を実施するとともに、戦闘機と軍艦が毎日のように台湾海峡方面で活動を行うようになったとし、今月初めには台湾の呉釗燮(ウー・ジアオシエ)外交部長が今年の中国による台湾の防空識別圏進入回数が史上最多を更新したと述べたことを紹介している。

また、台湾の国家中山科学研究院(中科院)が21日に台湾南東部の九鵬基地で「高度無限」のミサイル試射を実施し、中国軍はこのデータを収集する目的で電子偵察機、哨戒機、爆撃機などを台湾空域に進入させた可能性があるとの報道もあると伝えた。

さらに、今年初めて公開されたYY-20空中給油機が台湾の南東空域に飛来したことについて、各種戦闘機と空中遠距離飛行訓練を実施した可能性があり、中国軍の空中給油に関する技術、能力の急速な向上により、今後作戦行動距離が大幅に延長するとの見方が台湾メディアから出ていることを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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