Record China 2022年12月25日(日) 23時0分
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22日、中国メディアの騰訊網は、中国で新エネルギー自動車が急速に発展する一方で、新エネ車の中古市場が低調であるとする記事を掲載した。
2022年12月22日、中国メディアの騰訊網は、中国で新エネルギー自動車が急速に発展する一方で、新エネ車の中古市場が低調であるとする記事を掲載した。
記事は、中国において新エネ車の人気が際限なく高まる一方で、その熱は中古新エネ車市場にまでは及んでいないと指摘。新エネ車を専門に扱う安徽省合肥市の中古車販売業経営者が、今年10月、11月の2カ月で40万元(約760万円)以上の赤字になったことを明かしたと伝えた。
そして「理論的なデータから見れば、中古新エネ車業界の見通しは明るそうに見える」とし、中国自動車流通協会のデータによれば今年1〜6月に中国で新エネ車が260万台売れ、中古新エネ車も15万6000台売れたと紹介。年間の中古新エネ車販売台数は39万台を超える見込みで、「新エネ車はおよそ4年使うと売りに出される」という傾向を考慮すると、2026年には342万台の中古新エネ車が市場に出回ることになると紹介した。
その上で、巨大な市場潜在力から多くの中古自動車業者が新エネ車に続々と参入していると伝える一方で、「最近の業績を見ると、中古新エネ車業界への参入はリスクのように思える」と指摘。新エネ車のオーナーの多くが今後中古での新エネ車購入を考えておらず、あるオーナーからは「今の中古新エネ車市場は未成熟で、ルールづくりもできていない」との声も聞かれたとした。
また、新エネ車は技術の新陳代謝が速く、中古車を購入してしまうと最先端の自動車技術を享受することができない点、バッテリー消耗や車両のメンテナンスコストの高さといった点がボトルネックとなっており、消費者の中古新エネ車購買意欲が削がれてしまっていると伝えた。
このほか、業界のアナリストからは、自動車メーカーによる頻繁な新車の価格調整によって中古新エネ車の価格が非常に不安定になっており、自動車メーカーが主体的な役割を果たして健全な中古新エネ車市場の整備を進めていくべきだとの意見も出ていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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