Record China 2022年12月27日(火) 0時20分
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23日、華字メディア・日本華僑報は「お金も節約できて環境にも優しい、日本の制服はレンタル可能」と題した記事を掲載した。資料写真。
2022年12月23日、華字メディア・日本華僑報は「お金も節約できて環境にも優しい、日本の制服はレンタル可能」と題した記事を掲載した。
記事は、「日本の学校制服は、日本の重要な文化的シンボルと言える。きちんと統一された制服は、学校に所属している誇りを体現するだけでなく、裕福さを比べることを減らし、相互の平等意識を高めることもできる。制服のメリットは明らかだが、1着当たりの値段は決して安くはない上、子どもはまだ成長期にあるため、身長や体型の変化に合わせて大きなサイズの新しい制服に買い替える必要があり、制服の購入費用は大きな出費となる」とし、「制服1着1着の利用率がさほど高くなく、捨てる時点ではまだきれいな状態であることも、大きな“無駄”を生み出しているに違いない」とした。
また、「資源の無駄を減らすため、多くの先進国が『環境保全』という理念を提唱し始めている。長い制服の歴史を持つ日本も例外ではなく、日本政府は学校制服をリユースできるよう工夫を凝らしている」と紹介した。
記事は、「現在、日本には中古制服の専門店が少なくなく、状態の良い制服は中古制服店を通じて転売することもできる」とし、「低価格で状態の良い制服が手に入ることが、多くの一般家庭の悩みを解決している」と指摘した。
さらに、「制服を月額500円でレンタルするトレンドも出てきている」とし、大分県日田市の認定こども園が、来年度から制服と体操服のレンタルを導入することを紹介した。報道によると、レンタル用の制服の多くは卒園生から提供されたものを使い、足りない分は園が購入する。新品を購入すると3万400円するセットが、レンタルだと月額500円なので、3年間で1万8000円と、費用は6割程度に抑えられる。その上、子どもの成長に合わせてサイズを交換することもできるため、保護者からも歓迎する声が上がっている。
記事は、「日本以外にも、多くの国で制服リユースの取り組みが進んでいる」とし、「例えば、英国の制服回収システムは比較的成熟しており、制服をリユースできるようになっている。また、学校内にも制服の売店が設置されており、多くの商品は同校の学生が中古の制服を売ったものだ。生徒が制服の回収に積極的になれるよう、中古の制服が売れた後、元の所有者にそれに応じた報酬が支払われるようになっている」と紹介した。
最後に、「中古の学校制服の存在は、家庭の制服への支出を軽減できるほか、環境に優しい取り組みでもある。それぞれの制服が、その都度リサイクルされる中で、適切な居場所を見つけることができるのだ」と締めくくった。(翻訳・編集/刀禰)
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