プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん（28）のファンであるコラムニストが24日、「6種の4回転！羽生結弦が超豪華なクリスマスプレゼントをくれた」との文章を中国のポータルサイト・百度（バイドゥ）に掲載した。

文章は、「羽生結弦にまつわることにはいつも驚きとロマンがあると言われている。このクリスマス、彼は最も不可思議でロマンチックなクリスマスプレゼントをもたらしてくれた」と評し、クリスマスイブに更新されたYouTube動画に言及した。

そして、「前日に予告されていたが、24日午後8時に『羽生・サンタクロース・結弦』は約束通り到着した。その動画は無限の驚きに満ちたプレゼントになると予想されたが、その大きさと衝撃度は誰も予想していなかった」と説明。「これまで『プロローグ』で涙を誘ってきた『サザンカ』を本人が新たにアレンジ。それは、誇り高く咲くサザンカの花のようでもあり、また実物のクリスマスツリーのようでもあった。爆弾級のパフォーマンスに、このプレゼントを受け取った誰もが震えた」とした。

その上で、「最も衝撃的だったのは、この動画で6種類の4回転ジャンプ全てが披露されたことにほかならない。トゥループ、サルコウ、ループ、ルッツから、プログラムには組み込まれないフリップまで。そして、彼が追い続けていたアクセルも」とし、「何度も転び、立ち上がる姿が『サザンカ』の歌詞と重なった。彼の挑戦そのものが、フィギュアスケートへの、そして世界への最高のプレゼントではないか」とつづった。

さらに、「彼はこの動画でできることをすべて見せたと言っても過言ではない。例えば、ビールマンを含めた九つものスピンは、どのプラグラムでも見たことのない複雑かつきらびやかな回転だった。そして氷上に設置されたカメラを跨いだイナバウアーは、こんな視点から見せてくれるのかという、圧倒的な没入感のある演出だった」としたほか、2014年の6分間練習で中国選手と衝突して負傷した映像も差し込まれてことにも触れ、「この映像は彼がみんなと共に苦難に立ち向かい、乗り越えてきた証しでもある」と評した。

そして、「まだ立ち上がれる限り、まだ跳ぶことができる限り、物語は続いていく」とし、「彼がファンに贈ったこのクリスマスプレゼントは豪華すぎるサプライズに見えたが、これもほんの始まりに過ぎないと思う。23年2月26日の東京ドームで、彼からのもう一つの巨大な『ギフト』を一緒に開いていこう」と結んだ。（翻訳・編集/北田）