ツァイ・ミンリャン監督「自分は同性愛者」初めて語る、“分身”俳優は「ノーマル」―台湾

Record China    2014年7月5日(土) 17時26分

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4日、台湾のツァイ・ミンリャン監督が、同性愛者であることを初めて自ら語った。「口に出したことで自分を正面から受け入れられた」と語っている。写真は俳優リー・カンション(左)とツァイ監督(中央)。

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2014年7月4日、台湾のツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督が、同性愛者であることを初めて自ら語った。「口に出したことで自分を正面から受け入れられた」と語っている。NOWnewsが伝えた。

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マレーシア出身で台湾で映画界入りしたツァイ監督は、台湾を代表する映画監督として知られる。1994年の映画「愛情萬歳」で、ベネチア映画祭の金獅子賞を受賞した。台湾映画界の第2次ニューウェーブ世代を代表する存在で、セリフは少なく映像と小道具で見せる独特の擬似的表現が特徴。「愛情萬歳」をはじめ、同性愛を描く映画を撮り続け、自身も同性愛者であることを認めていた。

4日、最新作「郊遊 ピクニック」のガイド本の発表会に、主演俳優のリー・カンション(李康生)と共に出席。ここでツァイ監督は、ガイド本で同性愛について初めて文章にしたことを明らかにし、さらに同性愛者であることを初めて自ら語った。「口に出したことで自分を正面から受け入れられた。世間がどう見ようと、何を言おうと気にする必要はない」と、今回の告白について話している。

1992年の「青春神話」以来、リー・カンションを自身の“分身”として主演俳優に据え、映画を撮り続けている。2人は同性愛カップルではないか?という見方も世間には多い。これについてツァイ監督は、「カンションはノーマル」とガイド本の中でも明言。彼に女性の恋人がいることを明らかにしている。(翻訳・編集/Mathilda

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