上海ディスニーで男性客が着ぐるみスタッフの頭をたたく、警察当局が調査を開始―中国

Record China    2023年1月9日(月) 19時0分

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9日、紅星新聞は上海ディズニーでキャラクターの着ぐるみを着用した従業員が客に頭をたたかれるトラブルがあったと報じた。

2023年1月9日、紅星新聞は上海ディズニーでキャラクターの着ぐるみを着用した従業員が客に頭をたたかれるトラブルがあったと報じた。

記事は、多くのネットユーザーが7日、上海ディズニーリゾート内でキャラクター「リーナ・ベル」の着ぐるみを着用したスタッフが歩行中、男性客に頭をたたかれたと報告したことを紹介。拡散した動画には、「リーナ・ベル」が来場者とコミュニケーションを取りながら別のスタッフに伴われて通路を歩いていた際、黒い服を着た男性が右手を伸ばして「リーナ・ベル」の頭を勢いよくたたき、ドンと音がする様子が映っていたとした。そして、同行していたスタッフが直ちに男性の手を跳ね上げるとともに、たたかないようにと注意する様子も収められていたと伝えた。

その上で、動画を見た多くのネットユーザーからは「けがをしたらどうするのか」「この客をブラックリストに入れるべきだ」など、男性客に対する批判が寄せられたとした。また、上海交通大学医学院の医学博士が「ディズニーの着ぐるみは頭部の動きやすさを確保するため、内部に鋼鉄フレームなどの硬質素材が多く使用されている。たたかれた衝撃によって鋼鉄フレームが中の人の頭にぶつかれば、脳震とうや鼓膜の損傷が生じる恐れがある」と指摘したことを紹介している。

記事は、上海ディズニーの関係者が8日、動画の内容について事実と認めるとともに社内で処理を行ったことを明らかにする一方、中の人が負傷したかどうか、男性客をブラックリストに入れたかについては明言しなかったと紹介。警察官の話として、被害を受けた従業員は病院には運ばれていないこと、警察当局がすでに調査に乗り出したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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