Record China 2023年1月11日(水) 9時0分
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香港メディアの香港01は9日、「マグロが中国人に奪われる!」と題する記事を掲載。日本のネットユーザーからは「中国人にあらゆる面で負けている」との声も上がっていると伝えた。
記事は、「香港人の日本旅行といえば、観光やショッピングのほか、グルメも欠かせない要素の一つ。中でも刺身やすしが好きだという人も少なくないだろう」とする一方、「最近では多くの中国人が現地(日本)の魚を購入しており、将来的には日本の食卓からマグロが消えてしまうとの声もあるほどだ」と説明し、日本のTBSの報道番組の内容を紹介した。
同番組では、静岡県の焼津漁港を頻繁に訪れる中国人バイヤーに密着。マグロを次々と買い付けて本国の中国へと送る様子や、仲介業を営む人から「(中国の)勢いを感じる。スピード感が違う。すごい」と感嘆の声が上がる様子が映し出され、中国でマグロの需要が高まる中、日本が買い負ける状況が続いており、「近い将来、日本の食卓からマグロがなくなっていくかもしれない」との声まで出ていると伝えている。
さらに、中国ではマグロだけでなく牛肉の需要も高まっており、国際的な価格が上昇していることにも言及。ステーキを提供する飲食店グループの社長が「中国 韓国、台湾とかが日本より高い価格で買い付けしてくる」と漏らしたことを伝えた。
香港01の記事は、この報道をめぐって日本のネットユーザーの間で「熱い議論」が巻き起こったとし、「すし店を中国に拡大しておいしさを知ってもらうのはもともと日本の戦略だった。買い占めに対抗するには自社専用の養殖場を整備するなど、それぞれの企業努力が必要」「日本は国内総生産(GDP)、労働人口、労働時間、生産力など、あらゆる面で中国に負けている。いつまでも自分たちが上という意識は捨てないといけない」といったコメントが書き込まれたと紹介。
また、「日本人の『高級品を安く買いたい』とか、『同じ値段なら量が多い方を買う』といった、ある種の貧乏性がこうした結果を招いている」との声や、「日本は買い付け量が少ないだけでなく商品への要求も高い。手続きの手間も多く、長い時間をかけてようやく取引が成立する。しかし中国は1度にたくさん買い付け意思決定も早いので、日本側の企業も外国人とのビジネスを優先するようになっている」と指摘する声も上がっていると記事は伝えている。(翻訳・編集/北田)
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